いちばん身近な健康法でありながら、そして「からだにいい」とはわかっているけど…。寒いし、めんどうくさいし、と怠けてしまいがちな、冬のウォーキング。さて、おとな世代の冬の実態はいかに。続いている人、やめてしまった人、それぞれの声を集めてお届けします。
また特集の来月は、みなさんから寄せられたウォーキングに関する疑問や質問に、医師が回答。3月、4月と続く【特集】また、歩き出そう! を読んだあとは、あなたももっと歩きたくなる!
*アンケートは2024年2月ワコール実施。回答数1520人。
ウォーキングをしている人は
約半数
ワコールが2024年2月に行ったアンケートでは、現在ウォーキングをしている人が55%。いちばん多いのは週2~3日という結果でした。
ここで気になるのが、ウォーキングを「していない」側の理由や言い分。いちばん多かったのが「面倒くさい」でしたが、どうやらそのほかにも理由はありそう…?
- 「仕事に家事に忙しくて、時間がとれません…」
- 「膝が悪いので、負担の少ない水中ウオーキングをしています」
- 「1週間くらいはやったけれど、冬になっていつの間にか…」
- 「ウォーキングで脚力がついたので、今はジョギングに移行中」
- 「寒くて家から出なくなり、YouTubeでのエクササイズが新習慣です」
- 「ウォーキングは紫外線が気になるので、近々ランニングマシンを購入しおうちでウォーキングを頑張るつもりです」
- 「家族の介護で時間がなくなり、中止しました。年齢とともに、時間の確保が難しいこと、また体力が低下して悪循環です」
- 「飼っていた犬が亡くなり、散歩の機会がなくなった」
など。
「寒い」「忙しい」は二大理由ですが、特におとな世代ならではのさまざまな事情――介護、体力の低下、気力の低下など――が見え隠れしているようです。とはいえ、「効果があると思えない」の回答が全体の3%程度と少数だったことからも、多くの人はなんらかの効果は感じていたこともうかがえます。
楽しむためのウォーキングか、
体力づくり・健康のために歩くか
さて、ウォーキング実践中の人をもう一度見てみると、ウォーキングそのものが目的の人と、その先にダイエットや体力づくりなどの効果を狙っている人と、大きく分かれることがわかりました。継続中のみなさんそれぞれのウォーキングの目的をご紹介します。中断している人は、きっかけづくりとして参考に。
- 「ほかの運動は続かないので、とにかくウォーキングだけでも」
- 「最寄駅までの10分だけ、唯一の運動時間なので」
- 「運動不足解消のため」
- 「ウォーキングだけでは痩せられないとはわかっているけど、何もしないのはさらに太るだけだし…」
- 「会社が最寄り駅から遠くバスの本数も少ないため、必然的に歩くことになる」
- 「景色を見ながら愛犬と歩くのが目的。それで日常は幸せです」
- 「スキーをするために、日ごろから体力づくりをしたいと思っています。ウォーキングから始めて、ジョギングへとステップアップしていきたいです」
- 「更年期になってから寝つきが悪く、ウォーキングが睡眠にいいと聞いたので始めました」
- 「ジムでエアロビクスをする前のウォーミングアップに」
- 「ストレスによる暴飲暴食でかなり太ってしまったので、食事に気をつけるとともにウォーキングを始めました」
- 「ストレス発散と同時に外の季節の変化を感じたり、新しい発見をしたりするために」
- 「脚の筋力強化のためにやろうと思っています。旅行が好きでいろいろなところを観光する際に自由に歩けるようにするためです」
- 「血糖値、血圧が高めなので、からだにいいと信じて歩いています」
- 「山登りのための体力づくりで、夏から秋に週1くらい歩いていました。冬は寒いのでお休みしてます」
――次回は、ウォーキング実践者たちの「やってよかった」コメントを集めてご紹介します。また、実践者のウェア事情や着用ブラまで、突っ込んだ質問も! 春から「また、歩き出す」ために、ぜひ参考に。
デザイン/日比野まり子
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