2022.06.01

おしえて、ワコール

ブラジャーの中の蒸れ蒸れ、ジメジメ。夏のバストを暑さから守るには

OTONA BODY BOOK 編集部

梅雨の時期から夏本番、さらに残暑までを含めると、これから4カ月にもわたって高温多湿の毎日が続きます。気候だけでなく、服の中も高温多湿の「蒸れ蒸れ、ジメジメ」状態。さらに、更年期特有のホットフラッシュが重なったら…。いつもつけているブラジャーを、「暑苦しい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

そう、ブラジャーの中も「高温多湿」状態なのです。

汗がたまりやすいのは
バストの間と底辺

暑くなると、からだのどんなところに、汗がたまるのでしょうか。ワコールが行った実験をもとに見てみましょう。

汗がたまりやすい場所

実験によると、上半身の中でも特にバスト周辺は、腋の下と同程度に汗をかきやすく、また乳間やバージスライン(バストの底辺)など、からだの「くぼんだ場所」には、汗が多くたまりやすいこともわかりました。これが「蒸れる」「暑苦しい」の原因です。

では、汗をかく前と後とでブラジャーにはどんな変化が起こっているのでしょうか。

下の図はブラジャーの「汗が付着する前の状態」と「汗が付着した後の状態」をサーモグラフィーを使って撮影した画像です。

汗が付着する前と後のブラジャーの温度測定

汗が付着した後のブラジャーは、バージスラインからその周辺部分にかけて、汗を吸って冷たくなり青色になっています。このことからも、胸元の汗はバスト底辺からブラジャーに伝わり、蒸発せずにたまってしまい、たまったまま冷えていることがわかります。これが「汗冷え」となって、さらなる不快感にもつながるのです。 

朝の通勤からオフィスに着くまでのシーンを想像してみましょう。「上半身に汗をかく →蒸れ蒸れ、ジメジメで不快 →湿ったままのブラジャーをつけている →涼しい室内でブラジャーが冷たくなる →今度は寒さで不快」。

ブラジャーの中のバストは、暑くなったり寒くなったり大忙し。変化の大きいこの環境を、快適に乗り切る方法はあるのでしょうか。

通気性のよい
ブラジャー選びを

暑さ、蒸れによる不快感をやわらげるためには、「夏用」のブラジャーを。通気性が考慮されているブラジャーは、汗がたまりやすい部分への対応もしっかりされているものが多いのです。

蒸し暑い季節におすすめのブラジャー

ワコール/ラゼ「エアリーマーメイド®ブラ」BFA223
商品の詳細についての詳細はこちら>

ブラキャミは
アンダー部分の仕様に着目

夏の快適さのために、ブラキャミも進化しています。「楽チン」をポイントにブラキャミを愛用している人は、「生地の吸汗速乾性」や「アンダーバストの仕様」などもチェックポイントにぜひ加えて。吸汗速乾性のある素材を使い、さらにアンダーバストにゴムを使用していないタイプ(下の写真参照)のブラキャミならば、汗がたまりやすいバスト下部の、不快や圧迫感を感じにくくしてくれます。

ウイング/吸汗速乾タイプ【シンクロブラトップ】カップ付きインナー
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気温や季節によって服は替えるのに、そういえばブラジャーは年中同じ。そんな人は多いのではないでしょうか。ブラジャーもブラキャミも、季節によって選ぶ基準は変わります。自分自身の快適さのために、この夏からはおとな世代の習慣にしたいものですね。

- Answer -

夏には夏のブラ・ブラキャミを。
通気性、吸汗速乾性の機能で
蒸れ蒸れ、ジメジメの季節をさわやかに!

デザイン/日比野まり子
イメージ写真/shutterstock.com