多忙な毎日を過ごすおとな世代。キッチンやリビングで「何かしながら」やるのにちょうどいいストレッチをご紹介。
大きな筋肉を動かして、
血流を良好に
1
左脚のひざを立てたまま、右脚は大きく後方に下げて、ひざ、すね、足の甲を床につける。
2
両手を耳の横で上げる。

3
骨盤を前に押し出すようにして、右ももの付け根からおなかの前面が伸びている感覚を意識する。反対側も同様に行う。
腰痛のある人は、反りすぎないように注意してください。
ポイント
腰から太もものつけ根にある「腸腰筋(ちょうようきん)」やおなかの前面にある「腹直筋(ふくちょくきん)」は、年齢とともに硬くなっていく筋肉です。
ここが硬くなると、太ももの付け根にある股関節も曲がってしまいます。そうすると、股関節に詰まったような感覚があったり、股関節がスムーズに動かせないといった支障が起きてしまい、下肢のむくみにもつながります。
まずは太ももの付け根の筋肉をストレッチすることから始めましょう。骨盤を前に出すときは、上体を少しそらすようにしてくださいね。
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中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
(株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。東京・神楽坂にある会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」の最高技術責任者を務める。『すごい股関節』(日経BP)『スキマストレッチ』(ダイヤモンド社)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。
構成/大庭典子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
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