暑くなっても
ガードルは冬のまま?
予想以上に早くやってきた、今年の夏。夏服の準備も間に合わないうちに30℃超えの日もあって、「暑い、暑い」が口ぐせになっていませんか。
きれいなヒップメイクにガードルの助けを借りたいけど、服の下が「冬仕様」のままだと…。ガードルの中が「暑い」「蒸れる」と感じてしまうこともありそうです。
季節を問わず同じガードルを使っている人は、40代で49%、50代では34%(2022年ワコール調べ)。服は暑さ・寒さといった気候やトレンドで変わっても、ガードルは使い分けしていない人が多いことがわかります。
「ならば、猛暑の日はガードルなしで」なんて思っても、一度ガードルの力を借りたおとな世代なら、「ないと不安」なのもまた現実。年齢とともに変化するおしりの形もカバーしたいし、夏ならではの薄手のワンピースや、スリムなボトムもはきこなしたい。それは決してわがままな願望ではありません。涼しく過ごすための夏向けのガードルに注目してみませんか。
汗がたまりやすい部分に注目!
まず、私たちがふだん汗をかきやすい部分を知っておきましょう。
ガードルをはく下半身では、主に「そけい部」=「脚の付け根」や、「おなか」、「でん部」=「おしり」に汗をかきやすいことがわかっています。特にくぼんでいる「そけい部」と「でん部」は、かいた汗がたまりやすく、ムレを感じやすい部分。これらをふまえ、何らか工夫が施されたガードル探しが、夏の重要課題といえそうです。
まず、ガードル全体がメッシュ素材で吸汗速乾性があれば、大助かり。もちろん、ガードルならではの、ヒップを下から持ち上げて自然にリフトアップする機能がついているものなら、美尻メイキングもかないそう。
参考商品:ワコール -5歳のガードル(ショート丈)
歩いたときの
空気の流れに着目
もうひとつ、お尻全体のムレに対応した機能にも、着目してみましょう。たとえば、ヒップの上と下に通気性のある素材を使い、お尻の下から上に空気が流れる設計のものがあります。名付けて「エアスルー機能」。ガードルをはいて歩いたときの動きで、ヒップ中心部のメッシュ部分(下の図参考)から熱や湿気を逃がします。
「1枚ばき」タイプを選びましょう
ここまでで紹介したガードルは、基本的にはショーツなしで「1枚ばき」できるタイプです。重ね着の必要がないぶんムレを避けられる「1枚ばき」は、クロッチ(股布)部分の肌側にやわらかめの生地がついていることが目印。購入するときは、参考に。
「夏」=「薄手」というだけでなく、からだを考えた細部の工夫にも目を向けて。夏には夏の、おとなにはおとなのガードルを選びで、快適に過ごしたいものです。
- Answer -
夏には夏向けのガードルを。
ムレ対策のできる機能付き「1枚ばき」で、快適に過ごそう。
イメージ写真/shutterstock.com