街はすっかり冬支度を終えて、イルミネーションがきらめく季節がやってきました。クリスマスやニューイヤーパーティなど、冬ならではのイベントに向けて、ワクワクしている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、年末年始に向けたセルフネイルテクニックを紹介します。
指南してくれるのは、「美しく健康な爪」を提唱し続けるネイルサロン「ロングルアージュ」広尾店のマニキュアリスト、桂本 恵さん。まず前編では、自爪のお手入れと整え方を教えてもらいます。
目次
STEP.1 まずは、ネイルカラーをオフする STEP.2 見た目に美しく、衝撃にも強い「ラウンドスクエア」に整える STEP.3 余分な甘皮を爪の中盤から起こすようにしてケア STEP.4 キューティクルオイルを塗って爪全体を保湿する これで完成! 今回、使ったアイテムはこちら!
STEP.1
まずは、ネイルカラーをオフする
まずコットンを用意して、親指と人さし指の付け根あたりで挟むように持ちます。ポイントは、たっぷりと除光液を含ませること。少量の除光液で時間をかけて落とすよりも、爪への負担を減らすことができます。
指先を包み込むようにコットンを当てて、ネイルカラーを落としていきます。コットンを指で回転させながら、つねに新しい面でネイルカラーを落とすようにするのがコツ。コットンは往復させず、手前に引くようにすると、コットンについたネイルが指につきません。
STEP.2
見た目に美しく、衝撃にも強い「ラウンドスクエア」に整える
次に爪やすりで爪の形を整えます。まずはやすりを爪の先端に当て、長さを整えます。そのあと先端とサイドの形を整えます。ロングルアージュが推奨しているのは、先端とサイドがまっすぐで、爪の両端の角に丸みをつけたラウンドスクエア。指先が美しく見えるのはもちろん、物理的な衝撃にも強いのが特徴です。
注意!やすりは往復させないで
形を整えるときのポイントは、やすりを爪の先端に45度に当てること。角度をつけることで衝撃に強くなり、引っ掛かりなども防ぐことができます。そのとき、やすりは必ず一方向に動かすこと。往復させると、二枚爪の原因になります。
STEP.3
余分な甘皮を爪の中盤から起こすようにしてケア
甘皮にキューティクルリムーバーを塗ってから、ぬるま湯を入れたボウルに指先をつけてふやかしておきます。水分をふき取ったら、再びキューティクルリムーバーを塗って、キューティクルプッシャー(ウッドスティックにコットンを巻いたものでも可)で甘皮を起こしていきます。ポイントは、爪の根元ではなく、爪の中盤から円を描くように動かし、目に見えない薄い膜もしっかり取り去ること。こうすることで、オイルなどの保湿成分がしっかり浸透し、健康的な爪を育てることができます。少しずつ根元に移動させ、甘皮を優しく押し上げます。
再度、指をぬるま湯に入れて、爪全体の汚れを落とします。軽く絞ったガーゼを人さし指に巻きつけて、爪や根元に残った細かい汚れをきれいに取り除きます。
STEP.4
キューティクルオイルを塗って爪全体を保湿する
バッファー(爪の表面を磨くもの)で爪の表面をなめらかに整えます。やりすぎると爪が薄くなってしまうので、数回ずつこする程度でOK。最後に、甘皮の周囲にキューティクルオイルを塗って、優しくもみ込むようにして浸透させます。
これで完成!
キューティクルオイルをマッサージするようにもみ込むことで、血行もよくなり、美しい指先が完成! ケア直後に塗ることで、オイルの浸透力がよりアップします。オイルは、気づいたときにこまめに塗ると、爪の乾燥を防ぎ、健康に育てる効果も。
次回は、イベントシーズン向けのネイルアレンジをご紹介します。
今回、使ったアイテムはこちら!
左から/除光液「ポリッシュ リムーバー」¥3,300、甘皮などの角質を柔らかくする「キューティクル ソフナー」¥3,080、爪全体に潤いを与える「キューティクル モイスチュア ジェル Aバランス」¥3,300、「3wayバッファー」「ネイルファイル(爪やすり)」(「ウッドスティック」がセットになった「ネイルケア ファースト キット」¥2,200)、「キューティクル プッシャー +プラス」¥4,400(すべて「ロングルアージュ」、税込価格)
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教えてくれた人/桂本 恵さん
「ロングルアージュ」広尾店にて、副店長を務める。上品なデザイン提案と高い技術力、さらにリラックスさせてくれるサービスに定評があり、お客さまに深い満足感を与え続けている。
「ロングルアージュ 広尾店」
東京都港区南麻布4-1-29 広尾ガーデン4F
電話:03-3440-5433
営業時間:10時〜19時
https://longleage.co.jp/ https://online.longleage.co.jp/ Instagram:@longleage_official
撮影/市原慶子
デザイン/WATARIGRAPHIC