多忙な毎日を過ごすおとな世代。キッチンやリビングで「何かしながら」やるのにちょうどいいストレッチをご紹介。
運動不足で硬くなってしまった股関節が、
睡眠の妨げに
1
うつ伏せになり、右ひざを曲げて、右手で内くるぶしを持つ。
2
左の骨盤が浮かないようにして右脚を床に向けて倒す。反対側も同様に行う。

ポイント
お尻や太もも、ふくらはぎ、脚にかけての痛みやしびれが起こる坐骨神経痛(梨状筋症候群)は、長時間のデスクワークや運動不足なども原因のひとつと考えられており、悩んでいる50代以降の女性も多くいます。
股関節の奥には「梨状筋」と呼ばれる筋肉があり、ここが硬くなると坐骨神経を圧迫してしまいます。梨状筋をこまめにストレッチすることは、痛みの予防や軽減につながると考えられます。
脚を倒す角度は自分の状態に合わせてゆるめるなど、くれぐれも痛みがない範囲で行いましょう。股関節まわりの血流がよくなると、脚全体もあたたまります。ぽかぽかのからだですっと眠りにつけるよう、ぜひ試してみてくださいね。
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中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
(株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。東京・神楽坂にある会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」の最高技術責任者を務める。『すごい股関節』(日経BP)『スキマストレッチ』(ダイヤモンド社)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。
構成/大庭典子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
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