2023.08.02

【特集】今こそ摂りたいタンパク質!#03

栄養のプロに聞く! おとなのためのタンパク質レシピ1・朝ごはん編

料理研究家 橋本加名子さん

おとな世代にとってのタンパク質の重要性を理解はしていても、日々の献立にどれだけ反映できているでしょうか。ふとした転倒で骨折に至った経験を機に、タンパク質重視の食事へと方向転換した料理研究家・橋本加名子さんから、朝・昼・夜のおすすめレシピを学びます。

おとなのためのタンパク質レシピ1 朝ごはん ツナ入りコールスロー

タンパク質が不足しがちな朝は、つくりおきできるおかずがお役立ち。手軽に補給できる優秀食材のツナを活用します。ヨーグルトやゆで卵も加えられたら、理想的なモーニングに!

材料<2人分>

  • ツナ缶 3缶(210g)
  • キャベツ 1/4個
  • にんじん 1/4本
  • 塩 小さじ1/2
    A
  • マヨネーズ・酢 各大さじ2
  • 砂糖 小さじ1
  • こしょう 少々

つくり方

  1. キャベツ、にんじんはせん切りにしてボウルに入れ、塩を振ってもみ、10分おく。
  2. 1を手でぎゅっと絞ってボウルに入れ、軽く油を切ったツナ、Aを加えて和える。

タンパク質コラム その1

好きな食材で、手軽に、バランスよく!

タンパク質が豊富な食材と聞いて、何が思い浮かびますか? お豆腐や納豆などの植物性タンパク質から、鶏肉、豚肉、お魚、卵などの動物性タンパク質まで実にさまざまです。さて、その中からあなたの好きな食材はどれでしょうか。その好きな食材をメインに、植物性、動物性をバランスよく交えて、日々の献立を組み立てることをおすすめします。

私が好きなのは、やっぱりお豆腐。意外かもしれませんが、パックごと冷凍してしまいます。使うときは自然解凍。スライスしてソテーにしたり、そぼろにしてひき肉のように使ったり。味も染みやすく、食べ応えがあるのでお腹も満足。一度試してみてください。

調理が面倒だなと思ったときのおすすめは、お刺身。お醤油はもちろん、塩、オイル、ビネガーと和えてカルパッチョ風にしても。あとはやっぱりステーキ。だって焼くだけ、ですから(笑)。ほら、難しく考える必要はありません。好きな食材を、手軽に、バランスよく。それだけで1年後のからだが変わってくるはずですよ。

橋本加名子さん
  • 橋本加名子(はしもと かなこ) 料理研究家、栄養士、フードコーディネーター、国際薬膳調理師。タイ料理、ヴィーガンタイ料理、和食、発酵の料理教室「おいしいスプーン」を主宰。『老けない体をつくる! たんぱく質の10分おかず』(ART NEXT)ほか著書多数。新刊『魔法の万能調味料 玉ねぎ麹レシピ』(河出書房新社)が好評発売中。  サイト:「おいしいスプーン
    Instagram:kanakohashimoto1
構成・文/本庄真穂
撮影/よねくらりょう
デザイン/日比野まり子