「私のおしりの位置、こんなに低かったっけ?」
ある日、下着を新調しようと足を運んだ東急プラザ表参道「オモカド」のSCANBEの試着室での出来事。私ライターR(28歳)、仕事とプライベートに夢中になって、自分のからだを正視してこなかったけれど…。鏡に映る自分のからだに衝撃を受けました。
「まさか、これが“垂れる”という現象…?」と焦りに焦った私が、咄嗟に思い出したのが、高校のころに“絶縁”したガードルです。太ったりむくんだりすると如実にしめつけがキツくなる感覚が苦手で、10年も距離を置いていた存在。
今回は、大のガードル嫌いだった私が「アラサーガードル“再”体験記」を大公表。10年ぶりにガードルに挑戦したことで得たからだの変化と気づきとは?
高校生の頃に絶縁した「ガードル」との再会
“衝撃の日”を迎える前から、「なんだか最近痩せにくくなった」という実感はありました。
「よっぽど食べ過ぎなければ、次の日はウエストのラインがきれいだったのに、最近は腰まわりのお肉が目立ったままだなぁ」。
元々、まったくガードルをはいていなかったわけではありません。私の場合、母親の教えで中学生のころからガードルを強制的に着用していたほどで、スタイル維持には「やや意識が高め」でした。
母親の教えは次のとおり。
数々の貴重な教えのなか、唯一私が守れなかったのが「ガードル」でした。中学生のときに体験したガードル特有のツルツル感に抵抗があったほか、授業中にも付け根あたりが気になり、すっかり苦手意識が根づいてしまいました。
そして、体重が増えるにつれて見た目も悪化し、どんどん下半身がきつくなる感覚で不快感とストレスがつのり…。
ついには高校1年生で行った留学で5キロ太ったことをきっかけに、ガードルと絶縁することに。「太った」という事実を痛感させるキツさや、膨張した太ももの見た目に耐えきれなかったからです。
このようにガードルとの苦い思い出があるものの、30歳を目前にした今、背に腹はかえられない! このままだと、おしりも美意識も落ちていく一方!
SCANBEによる3Dボディスキャンで測定した結果をもとに提示されたインナーサイズ(上の写真)を見せ、「キツすぎず、動きやすく、それでもおしりのラインがきれいに見えて維持できるものがいいんですけど」と、図々しい要望をビューティーアドバイザー(BA)さんに伝えると。
BAさんは迷いもなく「ぴったりなものがあります!」と笑顔で返事をしてくれました。
おしりがググッとリフトアップされたら?
1分も待たない間にBAさんが持ってきてくれたのは、「肌リフト」(GRC424)。
苦手だった独特な光沢感はなく、軽やかな質感。見た目だけで言うと、「スパッツのように気軽にはけそう」でした。
「皮膚を持ち上げるように、やさしく肌に沿ってリフトアップ効果が高まります」と、BAさん。腰まわりについている「NANOテープ」をヒップに押し当て、肌に密着させるようにはくのがポイントです。
実際に試着してみると、次のように変化が。
ガードルを着用したことで、おしりとおなかに大きな違いが生まれました。冬太りで気になっていた下っ腹はきれいに収まっています。そして肝心のおしりは位置が高くなったほか、そのおかげでワンピースのラインがよりきれいに見えるように。
ガードルに程よく支えられることから、試着すると背筋も伸ばしやすくなったと感じました。
「す、すごい! しっかり形がきれいになっているだけでなく、着ごこちもきつすぎなくてよい。これなら続けられそうです! このまま、はいて帰りたいのでお会計お願いします!」と興奮気味にBAさんに伝えました。
これまでは苦しいと感じてばかりだったガードルでしたが、10年ぶりに試すと「はいてないと不安になるここちのよいサポート感」に変わりました。もう、ガードルなしではワンピースが着られないと思ってしまったほど。ブラジャーだけでなく、ガードルも自分のサイズに合ったものを着用する重要性を実感しました。
もう、垂れさせない…ガードルをはいて美意識UP!
ガードルをはくことで、からだとの向き合い方も変わった私。ガードルと再会するまでは、太ったと感じてもなかなか食生活や運動の意識を上げることができていませんでした。
それでも今は、「思いっきり食べたい!」と思った日でも、「おなかいっぱいになりすぎない」を心がけ実践するようになったり、タクシーに乗りたくても30分ウォーキングすることを選んだり。面倒くさいと思っておろそかにしていた食生活も、野菜をたくさんとるように意識するようになったり。
ガードルを1枚手に入れたことから始まり、以前より健康的な生活を心がけるようになったのは大きな変化です。
美しく30歳を迎えられるよう、これからもガードルと一緒におしりも美意識もアップ!
撮影/遠藤素子
デザイン/WATARIGRAPHIC