立春（りっしゅん）／小さな不調も不安も、こまめに解消

いよいよ、春の始まりです。旧暦では立春を1年の始まりと考え、心もからだも充実感を感じられるとき。冬の間に貯めたエネルギーを解き放ち、新しいことに挑んでいきましょう。とはいえ、エネルギーがそもそも不足していては、ストレスをため込んで不安な気持ちを起こし、新しいことに向かうこともできません。小さな不安やストレスでも放置せず、日常の中で心とからだのケアをこまめに行いましょう。

立春にケアしたいツボ

合谷（ごうこく）
位置：人差し指と親指の骨が合流する根元から、少し人差し指側。小さなくぼみがあり、押すと軽く痛みを感じるところです。
方法：イタ気持ちいい程度に5秒押して5秒離す刺激を1セットとし、5〜10回毎日行いましょう。
効果：ストレスの軽減以外に、目に関わる症状や歯の痛みなど顔面部の症状に効果的なツボです。また、ストレスの予防として定期的に刺激しておくのもよいでしょう。

神門（しんもん）
位置：手首の横ジワを確認し、小指寄りにあるくぼみ。
方法：ツボに親指をあてて、ゆっくりと弱めに5〜10回押しましょう。押すだけでなく、リストバンドやカイロなどであたためても効果的です。
効果：精神を安定させるといわれるツボです。うつや不眠などの精神的な安定に加えて、心臓と関係が深いツボでもあるため、動悸・不整脈・血圧調整にも効果的です。

公孫（こうそん）
位置：足の内側、親指の付け根とくるぶしの骨の中間あたり。土踏まずのアーチの少し上。
方法：あまり強く押しすぎず、ここちよい痛みを感じる程度に5〜10回押すとよいでしょう。また、お灸などをすえるのも効果的です。
効果：ストレスに伴う胃腸症状に効果的なツボです。ストレス以外には、手足の冷えの改善や疲れ、さらには弱った消化機能を高める効果があります。