お風呂で｜首の後ろから背中にかけてのマッサージ

忙しいおとな世代には、すきま時間や何か「しながら」のプチトレーニングを。簡単にできる習慣をご紹介！

左手は腰の後ろにまわし、右手で左の側頭部に手をあてる。その後、腕の重さを使って頭を右斜め前に倒す。反対側も同様に。

首から背中までつながっている筋肉「僧帽筋（そうぼうきん）」はストレスを受けて緊張する筋肉としても知られています。ストレスによって筋肉が緊張すると、自律神経の働きも悪くなります。僧帽筋の上部に位置する首まわりをしっかりとほぐしましょう。

このストレッチは、お風呂で行うということも重要なんですよ。お風呂では、筋肉があたたまり、抵抗力が下がりゆるみます。その状態で行うと、無理な力をかけることなくストレッチすることができます。

中野ジェームズ修一フィジカルトレーナー
（株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。『寝たきりにならない体の使い方』（Gakken）、『スキマ★ストレッチ』（ダイヤモンド社）、『青トレ青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』（徳間書店）、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』（日経BP）などベストセラー多数。

構成／大庭典子
イラスト／石崎伸子
デザイン／日比野まり子