忙しいおとな世代には、すきま時間や何か「しながら」のプチトレーニングを。簡単にできる習慣をご紹介!
背中をぐっと持ち上げて、
ここちよく伸ばす
両ひざは骨盤の幅に開き、四つんばいになる。へそをのぞき込むように頭を下げ、背中全体を丸める。

ポイント
このポーズは、ひじが曲がらないように気をつけ、猫が威嚇(いかく)しているようなイメージで行うことがポイントです。
自律神経には、リラックスしているときに優位に働く「副交感神経」と、活動モードのときに優位に働く「交感神経」があります。よい睡眠には、就寝時に副交感神経が優位になっていることが大事ですが、昼間の活動モードがなかなか抜けず寝つけないこともあるでしょう。
筋肉は、副交感神経が優位になるとゆるむという特徴があります。入眠に悩みをもつ人は、筋肉にまず働きかけてからだをリラックスさせるのも手です。特に背中周辺には、たくさんの神経が集まっているので、意識的に日々ゆるめてください。
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中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
(株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。 早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。『寝たきりにならない体の使い方』(Gakken)、『スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。
構成/大庭典子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
おとなの「ながら」プチトレ~自律神経のバランスを整える
- #09|お風呂で|首の後ろから背中にかけてのマッサージ
- #10|お風呂で|足指ストレッチで、脚全体の循環を良好に
- #11|ベッドで|背中ストレッチで、自律神経の乱れを整える
- #12|ベッドで|背骨周辺の筋肉をゆるめてから、眠る習慣を
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