あなたの表情大丈夫？ 自然な「ほほえみ」のための3つの生活習慣

「表情が固い」「目が笑っていない」「疲れてそう」…。スマホのカメラロールを振り返ったとき、自分自身の表情にツッこんだ経験がある人は少なくないのでは。

ポートレート写真家のJo Moriyamaさん登場の3回目では、「自分の魅力を引き出す表情のトレーニング方法」について紹介。

まずは、自然で魅力的な表情のつくり方について、教えていただきます。ポイントは「力を抜くこと」。顔に力が入ってしまうことで、知らないうちに周囲に「ある影響」を与えてしまっているそうです。

Tips1／目は見開かなくていいんです！

無意識に眉間にシワを寄せてしまうこと、ありますよね。でも、そんなに悪いことじゃないんですよ。例えば外出していてまぶしいとき、目は開きにくいし、シワもできますが、笑うと愛らしい印象になるんです。

これは、自然にシワが寄る環境なので、無理してシワをなくそうとしなくても「自然だから」かわいく見えるんです。

気にするべきは、「目の力」です。化粧後に鏡で顔をチェックする際、目を大きく見開いてしまう人は要注意。そんな人は、普段から人と話すときも目を大きく開いてしまうクセがあるかもしれません。

目を大きく見開いていると、相手に「圧」を与えてしまいます。実は、余裕がない人ほど目を見開いてしまう傾向があります。時間がないときでも、目に力が入っていると感じたら、ぎゅっと目をつむって開いて「力が抜けた状態」に戻しましょう。

仕事中でも目のまわりに力が入っていると気づいたら、小休憩をとるようにしましょう。余裕をなくして、パンクしてしまう前に。

Tips2／リラックスできる自分づくり

簡単に「力を抜く」方法をご紹介しましょう。鼻から息を吸って、鼻から吐く。これを各4秒ずつ繰り返してください。私がインドでヨガを習ったときに教えてもらった方法です。仕事中、「余裕がない」や「疲れた」と思ったら、やってみてください。

忙しく働く人に伝えたいことは、日頃からゆっくり休む時間をつくることです。リモートワークも浸透し、いつでもどこでも働ける時代。スマホにも大量の情報が流れてきて、オンオフの切り替えが難しくなっているのは事実です。

そこで、まずは「毎日お風呂にゆっくりつかる」から実践してみてください。そして、寝る前は仕事のことは考えない。少しずつ「考えない時間」をつくることで、1日のルーティーンにメリハリがつきます。

ちなみに、私は海の近くに住んでいて、からだが凝り固まっているように感じたり、考えすぎて疲れた…なんて日は海に入ります。無意識に海に包まれる時間は、感情のリセットにちょうどいいんです。

時間がたっぷりある日は、友達と焚き火もします。ゆらゆらと揺れる火を眺めながら「人生はさ…」と語っちゃったりも。とても癒される時間です。

Tips3／ほほえみの基本形を習得せよ

自然な笑顔は、人生を上手に生きていくために欠かせない重要なコミュニケーション能力の1つです。ここでも、目の力を抜くのがポイントです。

では、次の順番でやってみましょう。

①口角を2ミリ上げ、余計な力を入れずに鼻から息を吸って、風船のように顔を膨らませることをイメージします。

②そして眼球まで膨らんだと思ったら、勢いよく「ゴンっ」と頬づえをついてください。

③すると、目から空気が抜けたような、力が抜けた感覚が訪れます。

そのとき、鏡で自分の顔を見てください。無理なく、ほほえみがつくれているはずです。自分で「無理していない」と感じたら、それが正解です。

無理のない自然な笑顔は、周囲を安心させ、あなたの好感度を高めます。

――「自分らしさ」は一日にしてならず。表情に力が入ってしまう理由は、「余裕のない習慣」が原因かもしれません。忙しくても、意識して「リラックスできる時間」をつくることが、現代人にいちばん必要なことかもしれません。