WACOAL GENKI TAISO/呼吸を意識した動きでからだをほぐす

体操コンセプト・実技監修/山本邦子
WACOAL GENKI TAISO/呼吸を意識した動きでからだをほぐす

長時間同じ姿勢が続いたり、作業に没頭していると、からだがこり固まり、息苦しさを感じることはありませんか? それは呼吸が浅くなっているからです。今回は呼吸を意識して新鮮な空気を取り込みながら、からだの緊張をゆるめていきましょう。

04:腕ねじり・肩ねじり -骨がつながって動いているのを感じる-

04:腕ねじり・肩ねじり

大きく息を吸いながら手のひらを外に向けて腕を開く。息を吐きながら腕を内側にまわす。
顔は正面を向いたまま、息を吸いながら両腕を右にねじり、息を吐きながらもとに戻る。同じように左にねじる。
2回目からは腕をねじるのと同時に、顔も右、左に動かす。

●ココがポイント!
肩を下げ首を長くするようにして、腕をつけ根からねじります。鎖骨や肋骨、胸の骨もつながって動いているのを感じましょう。



05:上半身ぐるぐる -頭部の回転運動-

05:上半身ぐるぐる

大きく息を吸いながら、手を頭の後ろに。そのまま手と頭を一体化させて、右から大きく頭で円を描きながら、ゆったりと上半身をまわす。左まわしも同様に行う。

●ココがポイント!
ひざの力を抜いて軽く曲げると、よりなめらかにまわせます。頭部の回転運動をとおして、首まわり、胸上部のつながりを意識しましょう。



06:手首ストレッチ・脇腹ストレッチ -からだの側面を伸ばす-

06:手首ストレッチ・脇腹ストレッチ

腕を真横に伸ばす。手首を直角に曲げ、手はパーのかたちに開く。
息を吐きながら、からだを右に倒していく。
息を吸いながらもとに戻り、息を吐きながら、からだを左に倒していく。
2回目は腕をクロスさせるように、ゆっくり息を吐きながら右、左にからだを倒す。

●ココがポイント!
手首ストレッチでは、片方の手を天井に、もう片方の手は床を押すイメージで。脇腹ストレッチは伸ばしている手を遠くへ伸ばしましょう。

制作/株式会社ワコール
イラスト/Shapre
音楽制作/小佐直寛
動画撮影・制作/株式会社kai
  • 山本邦子 PhD. (保健学)、ATC( NATA認定アスレティックトレーナー )、Kyoto MBM Labo主宰
    「一生涯を通してセルフケアのできるしなやかな人間つくりをサポート」をテーマに、動作教育探求者として活動中。ヨガを科学するというテーマも現在進行中。アメリカカンザス大学にて運動力学とスポーツ経営管理学修士、大阪府立大学にて博士課程 (保健学) 修了。動作学をベースとしたA-Yoga Mind and Body Movement Therapy主宰。2014年に京都修学院にKyoto MBM Laboをオープン、アスリートから子供、高齢者まで動きを通した心とからだのサポートを実践。著書に『アスリート新化論』(扶桑社)、『なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか』(ワニプラス)、『伸びる子どもの体のつくり方』(ポプラ社)などがある。
    https://mbm-labo.com/