10月は「ピンクリボン月間」。乳がんの正しい知識の普及、乳がん検診の受診促進、そしてブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)の啓発が行われます。
早期発見の重要性はわかっていても、セルフチェックのやり方がよくわからない。乳がん検診は痛そうだし、行く時間もないし…とついつい先延ばし。そんなおとな世代の「ブレストケア」について、アンケートをもとに考えてみましょう。
人ごとではなくなってくる、
おとな世代の意識

84%の人が、「乳がんを意識したり不安を感じている」という結果に。乳がんの好発年齢(45~49歳と60~64歳)がおとな世代と重なっており、ご自身や家族、身近な人が経験されている人も多いようです。
- 「検診で乳がんと診断され、手術を受けたから」(50代)
- 「母が罹患したから」(50代)
- 「40歳を過ぎた頃から、乳ガンになったという友達の話を多数聞き始めたから」(50代)
- 「マンモグラフィー健診で要精密検査になったことがあるから」(40代)
- 「ホルモン補充療法をしているので、リスクがあるんじゃないかと常に不安」(40代)
- 「知り合いにはいないものの、ネットで乳がんになった人のブログやインスタを見ると不安になります」(40代)
一方、少数派の意見も聞いてみましょう。
- 「定期検診で異常が今のところないから」(60代)
- 「触って確認してる」(50代)
- 「近親者に経験者がいないため」(50代)
- 「怖い病気だとは理解しているのだけれどまわりにいないので、どこか他人事のように思っているように思う」(40代)
- 「自分が乳がんになるまで、人ごとだと思って、あまり意識したことがありませんでした」(50代)
意識しないと回答したコメントをひも解くと、「検診やセルフチェックを行っているので不安を感じていない」人と、「身近に経験者がいないので、自分ごとと感じていない」人に分かれました。
セルフチェックに対する
おとな世代のホンネ

セルフチェックをしている人は6割ほどに。
- 「普段を知らないと変化があった時に気付けないので」(50代)
- 「触診はたまにだけど、鏡の前で異形がないかは毎日見ている」(40代)
- 「初期にみつかれば良いと思うので、時々しこりがないかチェックしています。」(50代)
- 「お風呂に入った時など、気がついた時に胸を触ってみている。月に数回くらい?」(40代)
- 「娘を残して母のように乳がんになりたくないのと、主治医のすすめもあって」(60代)
面倒? 時間がない? セルフチェックをしない人のご意見は。
- 「気にならないから」(60代)
- 「お風呂上がりはフェミニンケア、フェイスケア、ヘアケアとやることが多くて余裕がない」(50代)
- 「面倒くさいし正しくチェックできているかわからないから」(40代)
- 「検査に委ねているから」(60代)
- 「セルフチェックをすると少しの違和感も全てガンに思えて逆に不安になってしまったため」(40代)
日頃より乳房の状態を
意識する時間を持つことが大切
ブレスト・アウェアネスとは、乳房を意識する生活習慣のこと。日頃から乳房の状態に関心をもち、変化がないかチェックし、変化に気づいたときには、すぐに医療機関を受診することで、乳がんの早期発見・早期治療につなげることができます。
まずはブラジャーの脱着時に乳房を意識することから始めましょう!
検診を受ける・受けない、
それぞれの理由

定期的に乳がん検診を受けている人は7割ほど。セルフチェックよりも割合が上がっています。
- 「セルフチェックをしていないので、検診はかかさず受けるようにしています」(40代)
- 「あっという間に症状が悪化すると聞いて怖いので」(40代)
- 「市のクーポンが2年に1度あるので」(50代)
- 「市の健康診断で再検査になり、白い陰があり良性だけど変化がないか毎年受診します」(50代)
- 「家系的に乳がんになる可能性が非常に高いと認識しているので、健康診断の際に必ずやっている(自己負担なのがつらいが)」(40代)
検診を受けていない人のコメントも見てみましょう。
- 「毎年行かなければと思うのですが、行く勇気が無く今に至ります」(40代)
- 「マンモが痛いと聞いてやるのがこわい。胸を出すのが恥ずかしい」(50代)
- 「仕事を辞めて機会がない」(40代)
- 「忙しかったため、つい先延ばしになってしまっているから」(50代)
- 「検診のお知らせがあった時にしただけ。申し込みしていくのが面倒。費用もわからない」(40代)
40歳以上の女性には、
マンモグラフィを使用した
乳がん検診を推奨
乳がんは日本人女性がかかるがんのなかで最も多く、生涯発生率はおよそ9人にひとり。ですが、早期発見(*)と早期治療により90%以上が治るといわれています。
*ステージⅡ以下の場合
自分のために、周りの大切な人のために、検診に行く習慣をつけましょう。
採寸・試着・購入が寄付につながる
ワコールピンクリボンキャンペーン

ひとりひとりが、ずっと自分らしく輝けるように。そんな想いでワコールは、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを呼びかける「ピンクリボン活動」を行っています。
2025年10月1日(水)~10月31日(金)の期間中、「ピンクリボン活動」の一環として、「ワコールピンクリボンキャンペーン」を実施。対象店舗で試着・採寸を行う、もしくはワコールウェブストアで商品をご購入いただくと一回につき10円を、ピンクリボン活動団体である、公益財団法人日本対がん協会、認定NPO法人乳房健康研究会、認定NPO法人J.POSHにワコールより寄付いたします。
ワコールピンクリボンキャンペーン2025 | ワコールピンクリボン活動 >
着替えや入浴の際のデイリーチェックで自分のバストの状態を知っておくと、乳房の変化に気づきやすくなります。乳がんの早期発見・早期治療につなげるために「ブレスト・アウェアネス」という生活習慣を身につけていきませんか。
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普段の乳房と変わりがないか「乳房チェック」を習慣化に。
2年に1回は乳がん検診を。