多忙な毎日を過ごすおとな世代。キッチンやリビングで「何かしながら」やるのにちょうどいいストレッチをご紹介。
ちぢこまった上半身を伸ばして、
凛とした立ち姿に
1
両手でバッグを持ち上げ、頭上から背部へと持っていく
2
バッグの重さに任せながら、両ひじを後ろに引く。このとき二の腕と胸の下部の伸びを意識する。

ポイント
からだの前側にある筋肉は、年齢とともに硬くなり縮みやすいという特徴があります。そのままにしていると、少しずつ肩が前に出て背中が丸まり、悪い姿勢が常態化してしまいます。
前側にある大きな筋肉の大胸筋をしっかり伸ばして、筋肉が縮むのを予防・改善しましょう。
1点付け加えるならば、筋肉の柔軟性を高めることと同じくらい、後ろに引っ張る力を鍛えることも大切です。余裕があれば、後ろに回したバッグを背筋を使って頭上に持ち上げるなど、同時に背筋を鍛えると美しい姿勢へさらに近づくでしょう。
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中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
(株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。東京・神楽坂にある会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」の最高技術責任者を務める。『すごい股関節』(日経BP)『スキマストレッチ』(ダイヤモンド社)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。
構成/大庭典子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
おとなの「ながら」プチトレ~姿勢を、美しく
- #16|駅のホームや信号待ちで|バッグの持ち方ひとつで姿勢が変わる
- #20|駅のホームで|前に出たり横に傾いた首を正しい位置に
- #21|駅のホームで|二の腕から脇腹にかけて、大きく伸ばす
- #22|信号待ちで|二の腕と胸のストレッチポーズ
- おとなの「ながら」プチトレ一覧はこちら