2024.08.21

眠れない! 寝苦しい! パジャマから氷枕まで夏の夜の工夫あれこれ

OTONA BODY BOOK 編集部

9月3日は睡眠の日。とはいえ、「暑い、暑い」「寝苦しい」…もはや口ぐせのように毎日飛び出し、快適に眠るための環境づくりは、現代人にとって大きな課題です。そこで、今回はみなさんの「夏の睡眠事情」を緊急アンケート! 睡眠の日に向けて、快適な眠りを手に入れましょう!

パジャマを着て寝る人は
全体の4割

アンケート 夏の夜、何を着て寝ていますか?(2024年8月 ワコール調べ 回答数429人)パジャマ:44.0%、Tシャツ(またはキャミソール)と短パン:26.6%、Tシャツ(またはキャミソール)とロングパンツ:11.9%、Tシャツ(またはキャミソール)のワンピース:4.4%、その日によっていろいろ:3.7%、ネグリジェ:3.3%、下着だけ:1.9%、なにも着ない:0.7%、パンツ(ショーツ)だけ:0.2%、その他:3.3%

まずは、みなさんがふだん寝るときの衣服について。最多となったパジャマ派にも、袖の長さやズボン丈など、人それぞれのこだわりがあるようで----

  • 夏でも長袖パジャマ。ただし薄手
  • エアコンの冷え防止のため、長袖・長ズボンで綿のパジャマ」
  • 「丸襟、半袖、七分ズボン。綿100%のサッカー生地」
  • 「天然素材で半袖、膝下丈、柄が明るいもの!」
  • 「半袖・長ズボンの綿100%のパジャマ」
  • 「寒がりなので、薄手でも襟があって七分袖、下はくるぶしまで。薄い靴下をはきます」

パジャマ以外の回答者では、好みや個性がさらに際立ち、ユニークな回答も。夏ながらにレッグウォーマー愛用者もいました。

  • 「半袖パジャマが数枚あって、その日の気分で変えている」
  • 「ショーツもはかず、ワンピース1枚がベスト」
  • 「パジャマまたはネグリジェナイトアップブラが定番です」
  • 「2軍落ちしたTシャツ×ゆるゆるのショートパンツ
  • 「Tシャツにレギンスはいてショートパンツにレッグウォーマーをはく」
  • 「スリップや薄手のネグリジェなどを1枚だけ。ショーツは基本はきません
  • 「半袖の膝丈ワンピースにレッグウォーマー」
  • 「キャミとTシャツ両方着て、下はショーツだけ、または短パン」

などなど、夏ならではの工夫が続々。多くの方が「冷え対策」に気を配っていることもわかりました。

おとな世代は、
着ごこちを左右する
ディテールが気になる!

では、パジャマなど寝るときに着るものを選ぶ基準は、どんなところにあるのでしょうか。「涼しさ」はもちろんですが、「縫い目やタグが肌にあたらない」「かゆくならない」「チクチクしない」など、肌ざわりの感触やディテールにこだわる人が多いのも、おとな世代ならではといえそうです。

アンケート 寝るときに着るものを選ぶ基準:複数回答(2024年8月 ワコール調べ 回答数429人)生地の肌ざわりがいいこと:76.5%、しめつけがないこと:68.5%、涼しいこと:66.0%、汗を吸収すること:63.9%、デザインや色柄:34.0%、薄いこと:33.1%、縫い目やタグが肌にあたらないこと:30.3%、丈夫で長持ちすること:22.4%、値段が安いこと:20.5%
  • 「40代を過ぎてから、とにかく寝汗が多くなったので、汗を吸収する素材が最優先!」
  • かゆくならないもの
  • 「髪の毛が首につくとかゆくなってイヤなので、襟があるほうがいいです」
  • 「ダブルガーゼで脇に縫い目のないパジャマを着用しています」
  • 「今のお気に入りはマタノアツコのネコ柄」
  • 「毎日着替えたいので、洗濯後に乾きやすいことも重要です」
  • 「素肌に着るので、胸の形が出にくいものを選んでいます」
  • 着ごこちがよく、5000円以内で購入できればうれしい」
  • 「汗を吸い、洗濯後に部屋干しでも乾くもの。夜洗濯して乾燥させているので」
  • 「麻、麻ちぢみ、綿なら楊柳の極薄生地、シルク…。首回り・襟回り・胸元が開きすぎていないデザイン。バンドカラー並みに詰まっているほうがいいな。そのほうが汗を吸ってベタベタしないから。胸元が開きすぎていると、朝起きたとき、出ている部分の肌がベタベタしている」
  • 「ふんどしショーツのように、しめつけ感がないけどホールドされてる安心感があるものが理想的。まだ試してないですが…」

冷感シーツから氷枕まで、
寝苦しい夜の工夫あれこれ

パジャマをどんなに工夫しても、夜でも気温が下がらない真夏は、やっぱり寝苦しい…。そんな夜、どんな工夫を加えているのか、みなさんから集まったアイデアをご紹介します。

  • エアコンをつけっぱなしで、さらさら素材のタオルケットを使ってます」
  • 「エアコンを冷房にして3時間タイマーをかける」
  • 保冷まくらを使う」
  • 洗いたての綿シーツに取り替える」
  • 「エアコンとサーキュレーターのダブル使い!電気代も抑えられて、涼しいです」
  • 「エアコン+接触冷感枕カバー」
  • 「冷触感のシーツに扇風機をつけて、首の後ろに冷却シートを貼ったら寝やすかったです」
  • 「麻の敷きシーツで麻のガーゼケットを使い、室内を26℃に冷やしたあと、寝るときは28℃の自動運転で朝までつけっぱなしに」
  • 保冷剤を脇にはさんで寝ます」
  • 「エアコンは1時間ほどで消して、扇風機を足元で回します」
  • 「ひんやりパッドをひいてエアコンをおやすみモードにして寝ています」
  • 「ベッドにゴザを敷きエアコンをドライにして寝ます」
  • 「6階のマンションなので窓の換気をして風の経路をつくると、寝やすく感じます」
  • クールシャンプーで洗髪する」
  • 「夏なんだから、それを受け入れるだけかな。あとは“今を耐えれば大好きな秋が来る”ことを考えるだけかも」
  • 「保冷剤をハンカチに包んで頭の下へ置いて寝る」

保冷剤にクールシャンプー、ひんやりパッドなど、みなさんの工夫がつまった体験談、いかがでしたか? 今年の夏はまだまだ長く続きそう。例年の暑さ対策では追いつかなくなってきて、新しいアイデアも積極的に取り入れていきたいところ。ここちよい睡眠のために、できることは今夜から始めてみませんか?

アンケートにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!

イメージイラスト/stock.adobe.com
デザイン/日比野まり子