ブラジャーの買い替えどきを決めている人は半数超え
「ブラジャーを買い替えるタイミングって?」
――実はこれ、店頭やWeb上でもよく寄せられる質問です。「気になってはいるものの、はっきりした基準がわからない」という人が多い「買い替え」について、今回はアンケートをもとに考えてみましょう。
まずは、買い替えタイミングを決めている人の割合と、どんなタイミングで買い換えるのかのアンケート結果から。
タイミングを決めている人が半数を超えたものの、「アンダー部分が少しゆるくなっても、生地が傷んでいないと、捨てるのをためらって…」「お気に入りのブラは、くたくたになってもつけていたくなって。限界までブラひもを縮めて使うようにしています」など、愛着のあるブラジャーとのお別れは、そう簡単に決断できるものではなさそう。
では、明確な判断基準はどんなところにあるのでしょうか。
「うく」「ずれる」「落ちる」と感じたら替えどき
ひとつめは、「からだに合わなくなった」と感じるタイミング。からだにブラがフィットしているかどうかは、上のチェックポイントを参考にしてください。特におとな世代は、30代半ばから体重やアンダーバストなどの周径値が増加するなど、大きく変化することが体型調査の結果からわかっています。
(参考:おしえて、ワコール:鏡の中の自分、なんだか老けて見える。これってブラのハミ肉のせい?)
体型やサイズが購入時と変化している可能性もあるので、お使いのブラジャーのフィット状態を一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
くたびれ、へこみ、変形…は、
寿命かも
2つめは、ブラジャーの見た目や着用状態が、購入時と異なると感じたタイミングです。たとえば、カラーやプリントが色あせていたり、黄ばんでいたり、またサイズや取扱方法のタグの文字が薄くなっていたり…。いわゆる、ブラの見た目が「くたびれている」状態は、入れ替えのサインです。
また、アンダーバスト部の生地が薄くなっていたり、波打っているように見えたり、ポリウレタン糸が切れて飛び出ている、といったことが発生していませんか? このような場合、着用中にズレたりサポート感が得られなかったり、機能を十分に発揮しなくなっている可能性が高いので、買い替えの時期といえるでしょう。
下着には伸縮性のある素材が多く使われています。たとえ未使用のものでも、時間の経過とともに、湿気や紫外線の影響で劣化しやすい特性があります。長期間保管したままのブラジャーも、入れ替えの候補になるので、年に一度などのタイミングを決めて、ぜひチェックしてみてください。
ブラジャーを捨てるときにも
「ありがとう」を込めて
最初に紹介したアンケートでは、こうした「交換のサイン」を見つけたときばかりでなく、自分で決めたタイミングやルールでブラジャーを新しいものに入れ替えるという人も多くいました。その一例をご紹介するとーー。
「前年に購入した月を覚えておいて、年に1回入れ替える」
「使い初めにタグに日付を書いておいて、8カ月程度で交換している」
「新しい下着で新年を迎えたいので、年末に一掃します」
「新年や彼との旅行、誕生日などに新しく購入してます」etc..
(上記のアンケート回答者より)
さらに、エコ意識の高まりから、捨てる方法にこだわりのある人が増えているのも、最近の特徴といえそう。
「ブラジャーもショーツもきれいに洗濯してから、黒い袋など外から見えないようにして捨てます。ありがとうの気持ちを込めて」
「お店で引き取ってくれるキャンペーンのときは持って行きました。普段は生ゴミに紛れさせています」
「豪華なレースが素敵すぎて捨てられない…。レースを丁寧に外して、シンプルなパンティに縫い付けてみました。かわいくなってハッピー!」
「サブスクのように定期契約して、ダメになったら替えてもらえるようなものもあったらいいな」
(上記のアンケート回答者より)
たしかに、愛着のあるブラをそのままゴミ箱にポイっとするのは、気がひけるもの。そんな方におすすめしたいのが、ワコールが2008年から行っている「ワコール ブラリサイクルキャンペーン」。使わなくなったブラジャーをお店に持参し、生活雑貨などのパーツにリサイクルする活動です。「ブラは捨てにくい」というお悩みの解消の一策として、活用してみてはいかがでしょうか。
- Answer -
「うく」「ずれる」「落ちる」はブラの買い替えサイン。 古いブラは、捨てるだけでなくリサイクルで活用を