椅子ヨガ/椅子ヨガの基本の姿勢

心やからだを整える方法として定着してきたヨガ。これを座ったままいつでもどこでもできるのが、椅子ヨガです。職場や電車、日常生活で座っているちょっとした時間に椅子ヨガで体幹を鍛え、筋肉をストレッチして、美しい姿勢と代謝のいいからだづくりを。椅子を使ったヨガの考案者、山田いずみ先生に1分でできるポーズを教えてもらいます。

初回は、座っているだけで体幹が整っていく、基本の姿勢を身につけましょう。

椅子に浅く腰かけ、骨盤を両手で挟み、倒れた骨盤を起こす。

1 椅子に浅く腰かけ、骨盤を両手で挟み、倒れた骨盤を起こす。

肩の力を抜くために、一度肩を思い切り上げる。

2 肩の力を抜くために、一度肩を思い切り上げる。

両肩をゆっくり下ろして力を抜き、手の平を上に向ける。この状態で1分間キープ。

3 両肩をゆっくり下ろして力を抜き、手の平を上に向ける。この状態で1分間キープ。

NG!
体幹が安定しないと、足が浮いたり、足先が斜めに向いてしまうので、気をつけてください。力みすぎて、腰を反らせたり、あごが上を向いてしまうのも注意。

体幹が安定しないと、足が浮いたり、足先が斜めに向いてしまうので、気をつけてください。力みすぎて、腰を反らせたり、あごが上を向いてしまうのも注意。

●ココがポイント!
デスクワークや食事のときなど、楽な態勢で座っていると、気がつかないうちに腰まわりに大きな負担がかかっています。基本の姿勢は、体幹のトレーニングにもなるので、座っているだけで筋力が鍛えられ、ゆがみ解消効果も期待できます。ふだんは、背もたれを使ったり、足を組んで座る時間があってもOKですが、気づいたときに基本の姿勢に戻せるようにポーズをマスターしましょう。

  • 山田いずみ(やまだいずみ) インド中央政府公認ヨーガインストラクター、チョプラセンター認定瞑想ファシリテーター、マクロビオティックスクール・リマ師範科修了自然療法研究家 運動指導員として介護予防に携わってきた経験から 「人間も、木々や草花のように自然界の一部として生きることが、ほんとうの健やかさにつながるのでは。」という想いに至り、 食養生・野草料理・お手当・ヨガ・瞑想などを、八ヶ岳の美しい自然の中で暮らしながら日々実践。その経験を講座、ワークショップ、リトリートなどでこれからの介護予防として人々に伝えている。
指導/山田いずみ
撮影/丸山涼子
取材・文/大庭典子
デザイン/WATARIGRAPHIC