2025.04.16

【特集】おとなの紫外線対策#01

1年中対策するのは、もはや当たり前!? みんなの紫外線対策を徹底調査

OTONA BODY BOOK 編集部

3月・4月でも夏のような日差しの日があったり、新しい日焼け止めのCMが始まったり、「夏が来るよ!」と急かされているよう。でも、紫外線対策はもはや夏だけのものではありません。そんな意識の変化を感じさせた今回のアンケート。みなさんが実践している対策法から、日焼け失敗談まで、回答してもらいました。


年中対策するのは、
もはや当たり前!?

アンケート 質問「紫外線対策、どれくらいしていますか?」回答「季節・天気を問わず1年中」65.1%、「夏だけ」11.6%、「季節を問わず晴れている日だけ」6.8%、「冬以外(春夏秋)」6.8%、「春夏」6.8%、「していない」1.4%、「その他」1.4%。回答者プロフィール:ワコールボディブックからアンケートに回答してくださった、20~70代の計146名。

65%もの人が、「季節・天気を問わず1年中」紫外線対策を行っているという結果に。「夏以外でも紫外線対策をしている人」=「美容意識が高い」ではなく、今では多くの人の常識になっているようです。1年中対策をしている人の声を拾ってみると…

  • 日光過敏症(?)のため、UV対策は常に行っています」(50代)
  • 「ニュースでオゾン層の破壊によって紫外線が増加していると聞いて怖くなって」(30代)
  • 「化粧下地やファンデーションは、UVカット機能付きのものが当たり前になっているので、意識しなくても年中対策していることになる」(40代)
  • これ以上、シミを増やしたくないから」(40代)
  • 自転車通勤をしていて、以前にくもっている日でもうっすら日焼けした経験があったので」(30代)

一方で、いまや少数派となったそのほかの意見も聞いてみましょう。

  • 「日焼け止めをつけた肌が窮屈な感じがして、1年中の対策がよいとは思っても、春から秋まで対策をして、冬はさぼってます」(50代)
  • 「必要だとはわかっていても、面倒なので日差しが気になる日だけ。でも顔は1年中UVカットの下地を使っています」(30代)
  • 「秋冬はまったくしていません。春先は運転中手首から下のアームカバーをつけています」(30代)
  • 「いつもはUVケアをしていますが、肌への負担が気になるので、雨の日やくもりの日は、肌を休ませる目的で、なにも使いません」(40代)

ライフスタイルや化粧の習慣によっても異なりますが、「春夏だけ」「晴れている日だけ」の人でも、「1年中、毎日、対策は必要」だと知りつつ、それぞれの理由や都合を抱えていることがわかります。

シーンに応じてUVケアアイテムを
上手に使い分け

それでは、回答者みなさんが実際にどんな紫外線対策をしているのか、見てみましょう。

  • やれることはなんでも!」(50代)
  • 日焼け止めを顔と首に塗る。UVの手袋や日傘もする。肌を見せない。フェイスパックをする。髪にもスプレーする」(50代)
  • 長袖、長ズボン、帽子、手袋、日焼け止めで紫外線予防!」(40代)
  • 「室内では顔だけ日焼け止めクリームを塗る。外出するときは、首(←忘れがち)、手にも塗る。夏でも基本長袖です」(30代)
  • 「外出先では、日陰を歩くようにする」(30代)
  • 「運転するときは、UVカットサングラスとアームカバーが必須です」(40代)
  • 「あまりに紫外線をシャットアウトしてしまうと骨密度に影響するので、完璧に防ぐのではなく適度にやってます」(50代)
  • 「ひざ丈スカートのときはパンスト、ロングスカートのときはショートストッキングをはく」(40代)

全体を俯瞰してみると、結果は以下のとおり。

アンケート 質問「どんな紫外線対策をしていますか?(複数回答)」回答「日焼け止め(顔)」89.7%、「日傘」66.4%、「帽子」58.9%、「手袋・アームカバー」51.4%、「日焼け止め(体)」46.6%、「長袖・長ズボン」39.0%、「サングラス」37.7%、「カーテンや窓ガラス」36.3%、「水分補給」32.9%、「肌の手入れ(保湿やクールダウン)」32.2%、「UV機能のある服」21.2%、「食事(紫外線対策によい栄養素など)」10.3%、「エステ・皮膚科」8.2%、「目薬」7.5%、「サプリ」6.2%、「飲む日焼け止め」2.7%、「その他」2.7%。 回答者プロフィール:ワコールボディブックからアンケートに回答してくださった、20~70代の計146名。

「大丈夫かな」「うっかり」が
のちの後悔に。
春は特に油断の時期!?

どんなに完璧にケアしたつもりでも、紫外線は全方向から肌を狙ってきます。「やってるつもり」でも「失敗」したみなさんの例をご紹介。

  • 「予想外の好天気たった春、日焼け止めを塗っていなかったふくらはぎが、ソックスの形に日焼けしてしまった」(30代)
  • 「5月、首の日焼けどめを忘れ、スマホストラップの跡がくっきりついてしまった」(30代)
  • 「スマートフォンを扱いにくいから 指先のあいたアームカバーで過ごしていたら、指だけ焼けてしまいました」(40代)
  • 「紫外線カット率90%以下の日傘を使用していて日光過敏を発症した。強力な抗ヒスタミン剤とステロイドを使用したが湿疹と発熱が1週間続いた」(40代)
  • 雨(しかも蒸し暑かった)だからと日焼け止めを持ち歩かず営業先へ。昼から日差しが強くなり、汗で日焼け止めは流れ、夕方には頬が真っ赤に」(30代)
  • 「昨年ハワイに行ったときにうっかり焼けた足の甲が、いまだ戻りません」(30代)
  • 「春の沖縄旅行、長袖長ズボンで防御したつもりだったが、汗で顔の日焼け止めがすぐ落ちて、鼻の皮がむけた。鼻のてっぺんの真ん中にシミができて、どんどん濃くなり、レーザー治療を検討中」(40代)
  • 「毎日日焼け止めを塗りますが、どうしても耳の後ろを塗り忘れます。うっすらくすんでいるのがバレないよう、髪をおろして、耳と首の後ろを隠すようになりました」(50代)

ちょっとした油断や「うっかり」が、後悔につながることもある。そう気づかせてくれた、みなさんの「失敗談」。ゴールデンウィークも近づいて、外出が多くなるこれからの季節、のちに「こんなじゃずじゃ…」とならないために、先回りの紫外線ケアを! そしてよい休日を!

次回、【特集】おとなの紫外線対策#02では「あらためて知っておきたい、おとなのための紫外線用語解説」をお届けします。

構成/ワコールボディブック編集部
デザイン/日比野まり子
イメージ写真/stock.adobe.com

【特集】おとなの紫外線対策(全5回)