頭ほぐし/下がった口角に効くポーズ

指導/村木宏衣

*頭ほぐしとは
顔のたるみや頭部のゆがみは、頭のコリに大きな原因が。村木流「頭ほぐし」は、筋肉の奥深くからほぐして、頭蓋骨や顔のたるみにアプローチします。すきま時間にできて、こり固まっていたところがフワッとラクになったり、顔つきがやわらかくなるなど効果がわかりやすいのも魅力です。スマホやパソコンで前傾姿勢がクセになったら、1日のどこかでフラットな状態に戻しましょう。引き続きエイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えてもらいます。

今回は、首の位置を正しくリセットして、口角アップを目指すポーズに挑戦!

頭を左側に傾けると浮き出てくる筋、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)を確認する(斜線の位置)。

1 頭を左側に傾けると浮き出てくる筋、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)を確認する(斜線の位置)。

頭の付け根に近い場所に、左手の人差し指と中指の腹をあてる。下の矢印の幅で左右にスライドさせ同じ位置で2回繰り返す。首の付け根から鎖骨上まで、矢印にそって2本指でスライドさせながらほぐしていく。左右を逆にして同様に行う。

2 頭の付け根に近い場所に、左手の人差し指と中指の腹をあてる。下の矢印の幅で左右にスライドさせ同じ位置で2回繰り返す。頭の付け根から鎖骨上まで、矢印にそって2本指でスライドさせながらほぐしていく。左右を逆にして同様に行う。

●ココがポイント!
首を前側で支える胸鎖乳突筋は、首のうなずきや傾ける際に使われ、頭を支える筋肉のひとつです。ここが凝ってしまうと口角が下がり「への字口」になるなど、顔のたるみを加速させてしまいます。PC作業をしながらできるので、空いた時間を見つけてほぐす習慣をつけましょう。

撮影/丸山涼子
取材・文/大庭典子
  • むらき・ひろい 1969年東京生まれ。エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務を経て、独自の「村木式整筋」メソッドを確立。筋肉・骨格・リンパにアプローチするオリジナルの理論と手法で、リフトアップ、小顔、美髪、ボディメイキングなど、女性の悩みを解決する美のスペシャリスト。2018年には自身のサロン「Amazing♡beauty」を開設。著書に『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)など多数。新刊『10秒で疲れがとれる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評発売中。