呼吸トレ/首うらほぐしのポーズ

首のコリをほぐして、脳の血流も良好に。

正面を向いて座る。

1 正面を向いて座る。

口を閉じて、首の重さを感じながら顔を上げていく。これ以上傾けると痛みを感じる場合はここでストップ。鼻から吐く(3カウント)、鼻から吸う(2カウント)呼吸を1分間行う。

2 口を閉じて、首の重さを感じながら顔を上げていく。これ以上傾けると痛みを感じる場合はここでストップ。鼻から吐く(3カウント)、鼻から吸う(2カウント)呼吸を1分間行う。

少しずつ首の裏がほぐれてくるので、さらに深く首を傾けられる人は、2の体勢で30秒、この体勢で30秒間鼻呼吸を行う。

3 少しずつ首の裏がほぐれてくるので、さらに深く首を傾けられる人は、2の体勢で30秒、この体勢で30秒間鼻呼吸を行う。

●ココがポイント!
頑張って上を向かなきゃ、と痛いのをがまんしてぐいぐいやってしまうと、かえって逆効果。首を傾けるときは無理のない範囲で行うことも忘れずに。コリや緊張がほぐれてきたら徐々に深い角度で上を向けるようになります。たった1分でも背中あたりがじわじわとあたたまってくるのを感じませんか? それは血の巡りがよくなってきている証しです。首から頭皮までがほぐれると目の疲れにも効きます。

  • 堀 杏子(ほりきょうこ) 幼少時より喘息やアレルギー性鼻炎などの虚弱体質に悩み続ける。俳優として、舞台演出家・蜷川幸雄氏の劇団に所属。芸能活動から離れたのち、2020年南インド発祥のヨガと出会い、全米ヨガアライアンスRYT500を取得。鼻から吐く呼吸に動作を合わせたトレーニングで、からだの詰まりや滞りを改善する方法を身につけ、これまでの慢性的な不調が改善。「呼吸が変われば体が変わり、体が変わればマインドが変わる」ことで人生が充実することを伝えている。著書に『息を吐くだけでカラダの不調が消える呼吸革命』がある。
指導/堀 杏子
撮影/丸山涼子
取材・文/大庭典子
デザイン/WATARIGRAPHIC