コンディショニングトレーナー有吉与志恵さんのヒップ美人10の秘訣<前編>

特集/ヒップの秘密

語り/有吉与志恵さん(コンディショニングトレーナー)
取材・文/川口夏希(ライター)

「頑張らないのに、きれいになれる」と評判のコンディショニングメソッドは、からだをいったん元ある状態へリセットするのが最大の特徴。からだの構造を知り尽くしたプロが、理想のヒップづくりを特別にレクチャー! コンディショニングトレーナー・有吉与志恵さん

Secret1
筋肉を正しく使っていれば、美しいヒップが叶います

中臀筋(ちゅうでんきん)というヒップの横についている筋肉が使えていることが大切だと思います。簡単に言うと、お尻のホッペにえくぼができていること。あとは、お尻の下の部分がちゃんと使えていて、ヒップとももとの境目があることです。そうするとおしりがキュッともち上がるので、引き締まったきれいなヒップになります」 中臀筋を使って、ヒップにくぼみをつくりましょう ちょうど指先あたりにある中臀筋を使って、ヒップにくぼみをつくりましょう。

Secret2
内股立ちがヒップの形を悪くしてしまいます

「ヒップの形が悪いのは、中臀筋が使えていないということ。使えていない人は、膝が内向きになっていることがひとつの原因です。若い女性に多いのですが、内股で立つとお尻の筋肉を使うことができません。立つときは、膝を内側に向けずに、外側に向けるように意識することが大切です

Secret3
無防備に立たないことが、美ヒップへとつながります

「特別なエクササイズをしなくても、ふだんの生活の中で、ちょっとした心がけが大切。信号待ちのときは、無防備に立っていないで、足のポジションをつくって立つこと。ポジションとは、かかとはつけて、つま先を少し開き、膝裏をぴんと伸ばすことです。そうすることでヒップの筋肉も自然と使えるようになります」 ヒップの筋肉をきちんと使った正しいポジション 正しいポジションなら、ヒップの筋肉もきちんと使うことができます。 NGな立ち姿勢 これはNGな立ち姿勢。内股で無防備に立つと、ヒップの筋肉が使えず、残念なお尻に・・・。

Secret4
イスの背もたれにダラリと座る姿勢はヒップの形を悪くします

「座骨の上にお尻をのせて美しい姿勢をつくることが座り姿勢では重要です。いちばんよくないのは、ダラリと背もたれにもたれている姿勢。本来、日本人は正座の姿勢がいちばん楽なはずなんです。イスに座るときも、正座の姿勢を意識して座ることで、コアの筋肉が保たれる。それがきれいなヒップ作りにもつながります」

Secret5
股関節へのアプローチで美ヒップに!

「エクササイズをしているのに、一向にヒップの形がきれいにならないなら、股関節や骨盤の改善が必要なのかもしれません。からだはすべてつながっているので、足首が正しく使えることや、骨盤の位置をあるべきところに戻すことが大切です

後編〉では、ヒップ美人になるためのさらなるテクニックを披露!

有吉与志恵(コンディショニングトレーナー) 筋肉を鍛えるよりも整える方法で、体調と体形を劇的に改善させるメソッドを開発し、「すこやかや」「CLEVA」「HEARTH ISM」「Natural muscle」などのスタジオを監修。DVD付きムック『ペタ腹呼吸で即やせる!』(学研パブリッシング)など多数の人気書籍があり。
http://ariyoshiyoshie.com/

撮影/柏原真己