2024.04.24

【特集】また、歩き出そう! #05

あなたの足裏をチェック! その足、ちゃんと歩けますか?

足の指まわし伝導師 YUKARIさん

おとな世代のウォーキングで大切なのは「継続すること」。負担なく、楽しく、一生歩き続けるためには、どんなセルフケアがあるのでしょうか。そこで注目したのが、1日1分でできる「足指まわし」です。登場するのは、足の指まわし伝導師として活躍するYUKARIさん。100歳まで歩ける足をつくるべく、まずは足裏チェックからから始めましょう。

足の健康状態をチェックしてみよう!

健康状態はもちろん、ライフスタイルまでわかるといわれているのが、実は足の裏。YUKARIさんいわく、「セルフィーのタイマー機能などを使って、足の裏の写真を撮ってみてください。ヒールを履く頻度が高い人は指同士が重なっていたり、外側に体重がのりがちな人は、かかとから小指にかけて硬くなっていたりなど、イメージする足の状態とはかけ離れていることが多いのです」とのこと。

下のイラストを見ながら、さっそく足裏診断をしてみましょう!

足裏診断:指が浮いている、指が重なっている、小指が倒れている、分厚くなっている、巻き爪になっている、触ると痛いところがある、ひび割れがある、皮膚が硬くなっている、タコやウオノメがある、外反母趾になっている

なぜ足指まわしは
ウォーキングに効果的なのか

自分の足裏をじっくり眺めてみると、意外とチェックリストに該当していることがわかるのではないでしょうか。いつも触っている部位ではないからこそ、ていねいにセルフケアを行うことで、「劇的に効果が現れることもある」とYUKARIさん。では、歩くことと足指まわしにはどんな関係性があるのでしょうか。

「たとえば、人のからだを台車だと考えてみましょう。荷台部分は『股関節と骨盤』で、そこに荷物である『頭と胸と胴』がのり、車輪部分は『脚』だと考えられます。荷物を運ぶためには、まっすぐに立つことが重要なのですが、農耕民族である日本人はどうしても前かがみになりがち。そこで車輪となる脚を支える足裏を整えることが重要になるのです」

足指まわしをすると足裏が整うだけでなく、全身によい影響が出て、姿勢がよくなり、歩き方も美しくなるのだそう。さっそく後編は、足指まわし実践編。その具体的なメソッドを紹介します。

  • YUKARI
  • YUKARI 足の指まわし協会代表。学生時代は陸上選手として活躍。ピラティスやヨガのインストラクター資格を取得し、解剖学も学ぶ。「がんばらないエクササイズ」を考案し、足指まわしの独自のメソッドも確立したのち、全国でレッスンや講演を行う。著書に『一生歩ける! 足指まわし』(監修・平野薫、永岡書店)ほか。 足の指まわし協会 品格ボディYUKARI塾
構成・文/本庄真穂
イラスト/井上明香
デザイン/日比野まり子