2カ月のエクササイズで、立ち姿・歩き姿に変化が

【ボディケアツーリズム報告Vol.4】

2カ月のエクササイズで、立ち姿・歩き姿に変化が

「きれいな動作」「自分に自信をもつ」を目的として始まった「美しい佇まい」プロジェクト。その中核となる「ボディケアツーリズム」の実証実験レポートの最終回。ワコールボディブック編集部員がモニターとして参加してきた2カ月間を振り返ります。

2カ月経っての計測結果は…?

ワコール人間科学研究所と道後温泉(愛媛県松山市)が連携し、観光と湯治体験、そして「美しさ」をつくる科学的なメソッドを組み合わせた「ボディケアツーリズム」。2カ月間のプログラムは、2022年1月の道後温泉滞在3日間で最後の仕上げが行われました。

研究員からひとりずつ前日の測定結果のフィードバックを受けます。 ▲2021年11月、1度目の道後温泉滞在時の測定プログラムの模様。詳しい記事はこちらで>

1月中旬の週末、2カ月ぶりに集合したモニター10人は、それぞれに「どうだった?」「エクササイズ、続けていた?」など気にしつつ、計測の準備を。前回と同様、歩行の動画撮影、サイズ計測、そして体幹やバランスチェックと続きます。

測定内容は2カ月前と同じでも、気持ちや動きに余裕をもてたり、フラつく感じが少なくなったのは、2回目だからだけが理由ではありません。11月の測定時には得られなかった、自然と背筋が伸びる感覚、スイスイっと足が前に出る感覚(表現が難しい!)は、多くの参加者が感じたところで、これぞエクササイズの効果なのかもしれません。

日常のシーンを思い浮かべながらドローン撮影

編集部Iは、「公園をリラックスして歩く」ことを想定しながらウォーキング。後ろから前から、ドローンが撮影します。 ▲編集部Iは、「公園をリラックスして歩く」ことを想定しながらウォーキング。後ろから前から、ドローンが撮影します。 編集部Mのほうは、「スタジオ撮影中、テキパキと歩く」シーンを想定。書類も持って、日常に近いスタイルで歩行を再現。協力:京セラ株式会社 ▲編集部Mのほうは、「スタジオ撮影中、テキパキと歩く」シーンを想定。書類も持って、日常に近いスタイルで歩行を再現。協力:京セラ株式会社

前回も体験した、歩行姿のドローン撮影ですが、今回は「日常での歩くシーン」を設定して挑みました。編集部Iは「公園散歩」を、編集部Mは「スタジオでの撮影」を想定。シーンに合わせた服と靴、持ち物で歩きますが、大事なのが「どんなイメージをもって歩くか」を事前に言葉にしておき、それを頭に描くこと。編集部Iなら「リラックスしながら」、編集部Mなら「テキパキと」。これがどんな結果となって出るのかは…、3日目の発表会までお楽しみです。

初日はここまでで、翌日の午後までは自由行動。編集部IとMは前回、道後温泉街を歩いたので(歩いたコースはこちら)、今回は松山名物の路面電車に乗って、松山城へと足を伸ばしました。

道後温泉から松山城までは路面電車で約20分。 ▲道後温泉から松山城までは路面電車で約20分。

能舞台での動作にも変化が生まれた!

道後温泉滞在2日目、松山市内の観光を終えて、夕方から前回に体験した能舞台での所作を復習。肩を下げる、かかとを上げずにすり足で歩く…といった動作は、少し動き始めるとからだが自然と思い出すものです。今回はさらに大和屋・奥村敏仁社長の舞に習って、斜めに動いたり、後ろに下がったりという初めての動作も。「難しい!」という声があちこちで上がりながらも、練習を続けるごとに動作がそろってきます。その上、前回はフラついていたすり足の動作も、どことなく安定感が出てきて…。最後に、能作品のひとつである『松虫』の冒頭を、全員そろって舞い、見ていたスタッフからは大きな拍手がわき起こりました。

協力:大和屋本店能楽倶楽部 協力:大和屋本店能楽倶楽部

最終発表。いつの間にか基礎体力がついていた

道後温泉3日目、いよいよ計測結果の発表です。まずは、前回同様にひとりずつ測定結果のフィードバック。2カ月間のエクササイズ実施状況を振り返り、続いて立ち姿や歩き姿の変化を画像を見ながら検証。

フィードバックでは、「週3回のエクササイズ、よくがんばりました」と研究員(左)からお褒めの言葉が。 ▲フィードバックでは、「週3回のエクササイズ、よくがんばりました」と研究員(左)からお褒めの言葉が。 ▲編集部Iの歩行の動画比較 ▲編集部Iの歩行の動画比較

こちらが編集部Iのフィードバックで示された歩行の動画比較。11月のとき(写真上)は「姿勢よく歩こう」と意識しすぎてしまい、重心が後ろに傾き、肩に力が入っているのがわかります。そしてエクササイズ後の1月のほうは、緊張感や力みが抜けて、重心が安定しています。

そして、わたくし編集部Mのほうは、歩き姿の変化だけでなく、こうして立ったときの正面の姿勢に、わかりやすい変化がありました。

左が11月(エクササイズ前)、右が1月(エクササイズ後)。

左が11月(エクササイズ前)、右が1月(エクササイズ後)。11月のときには右肩(向かって左側の肩)が下がっていましたが、1月撮影時は左右バランスが均等に整ったのがわかります。

ワコール人間科学研究所・研究員から編集部Mへの総合的なフィードバックでは、「エクササイズによって、基礎的な筋力がついたようですね」とのこと。さらに、自分自身の実感として、歩行に大事な股関節やひざの曲がりの改善、姿勢の維持に必須の体幹の安定、その両方が得られた実感がありました。なるほど、2カ月続けてきたエクササイズは、こんなふうに姿勢や歩行の土台づくりにつながっていたのですね。頑張って続けた甲斐があったというものです。そして、せっかく得たこの感覚を失わないよう、エクササイズは今後も続けようと心に誓ったのでした。

「なりたいイメージ」をもつことの大切さ

さて、今回はもうひとつ、お楽しみイベントが。初日にドローン撮影した歩行の映像をみんなで鑑賞するのです。それぞれ、歩行時に「意識したこと」もつけ加えます。この「意識」がとっても大事。漠然と歩くのではなく、「優雅に」「テキパキと」など「なりたいイメージ」を頭に描きながら歩くことで、からだの動きは実際に意識に近づいていく。シンプルなことだけど、意識とからだがつながっているのだと、改めて認識しました。

トータル2カ月、自宅でのエクササイズと2回の道後温泉滞在のボディケアツーリズムはこれで終了です。とはいえ、このツアーもプログラムもまだ実験段階。モニターの感想や運営体制などを検討しながら、一般の方々にも参加していただける商品にするべく、ブラッシュアップさせていくことになります。さて、どんなプログラム、どんな商品になるのか。最新の情報は、ワコールボディブック内の「美しい佇まい」コーナーで、お知らせします。今後の展開もお楽しみに!

取材・撮影/ワコールボディブック編集部
デザイン/WATARIGRAPHIC

からだ用語辞典: 体幹(コア) / 股関節

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