道後温泉で「きれいを磨く」30分散歩コース

【ボディケアツーリズム報告Vol.3】

道後温泉で「きれいを磨く」30分散歩コース ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

「美しい佇まい」を目指す「ボディケアツーリズム」は、愛媛県松山市の道後温泉に滞在しながら、身体計測やエクササイズを行います。実証実験のレポートVol.3は、滞在中の自由時間で「きれいを磨く」散歩コースを紹介。編集部が実際に歩きながら、見るべきポイントを解説します。コースの所要時間は約30分(入浴時間を除く)。道後温泉観光の際には、ぜひ活用を。

温泉街とアートのコラボを鑑賞しながら散歩

愛媛滞在中、「きれい」のための「1日1杯」といえば、みかんジュース。お散歩前にまず立ち寄って、しぼりたてをゴクリと一杯。水分とビタミンをしっかり補給して、歩き始めましょう。

10「TEN」

10“TEN”
愛媛県松山市道後湯之町12-34 map
https://10-mikan.com/

道後ハイカラ通りを抜けたら、最初の外湯<椿の湯><飛鳥乃湯泉>が現れます。ふたつの建物をつなぐ中庭には、写真家・映画監督の蜷川実花さんの写真約230点がびっしり。最初の写真撮影スポットとして立ち寄ることは必須ですが、入浴をかねて夜にもう一度来るのが、おすすめです。蜷川さんの写真が転写された提灯がともる風景は、それはそれは幻想的。旅の疲れを癒してくれます。

道後温泉で「きれいを磨く」30分散歩コース ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉 中庭インスタレーション

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉
中庭インスタレーション
愛媛県松山市道後湯之町19-22 map
https://dogoonsenart.com/art/道後温泉別館-飛鳥乃湯泉中庭インスタレーション/
2024年2月29日まで。

*関連情報:みんなの道後温泉 活性化プロジェクト

坂が多い小道は程よいエクササイズ

ここから先は、山に向かって上り坂。ですが、そう長く坂は続かず、少し息が上がってきたころに、下り坂が現れる。ふだん運動不足の人でも、無理なく歩ける「ちょうどいい」ルートです。白鷺坂を下がったところにある「道後 振鷺亭」は、上り下りした足を休めるスポットです。ここも、松山市在住のテクニカルイラストレーター隅川雄二さんの作品になっています。

道後温泉本館東側広場 振鷺亭(しんろてい)

道後温泉本館東側広場 振鷺亭(しんろてい)
愛媛県松山市道後湯月町甲1656-1 map
https://dogoonsenart.com/art/道後温泉五如団子どうごおんせんごしきだんご/

振鷺亭でひと息ついたら、今度は階段にチャレンジ。上りきった先には、道後の街を一望できる「空の散歩道」が現れます。ここで足湯につかりながら、道後温泉本館の全景を鑑賞しましょう。その理由は…。

道後温泉 空の散歩道

道後温泉 空の散歩道
愛媛県松山市道後湯之町4-30 map
https://matsuyama-sightseeing.com/spot/118-2/

道後温泉本館は現在、営業しながらの保存修理工事中で、建屋を覆ったテントが、大きなアートになっているのです。2024年12月までの予定で、画家・大竹伸朗さんの作品を展示中。「ちぎり絵」で表現された原画を拡大したもので、近くから見るのもいいけれど、少し離れて空や建物と共に鑑賞するのは、贅沢な時間です。

道後温泉本館

道後温泉本館
愛媛県松山市道後湯之町5-6 map
熱景/NETSU-KEI 作品設置期間 2024年12月までの予定
https://dogoonsenart.com/art/熱景/netsu-kei/

*保存修理工事中のため、外観は時期によって変わります。
足湯とアート鑑賞でからだも心もあたたまったところで、もう一度通りに出て、次のスポット「圓満寺」で良縁祈願。開運グッズのお結び玉は願いごとを書くものですが、カラフルな玉が連なった様子は「映える」スポットとしても人気です。

圓満寺(えんまんじ)
圓満寺(えんまんじ)

圓満寺(えんまんじ)
愛媛県松山市道後湯月町4-49 map
https://dogo-kaiunmeguri.info/04/

坂と階段の終盤。ゆっくり自分のペースで

さて、散歩ルートは次なる坂道へ。向かうは上人坂(しょうにんざか)を上がりきったところにある「宝厳寺(ほうごんじ)」。イチョウや紅葉のスポットとして知られますが、今の新たな注目が「捨莉紙(しゃりがみ)」。「捨聖(すてひじり)」と呼ばれた一遍上人の“捨てる思想”を現代風にアレンジしたもので、ネガティブな考えや捨てたい心を「捨莉紙」に書き、水に溶かして流します。書くのは「ムダな体脂肪」でも「なまけがちな性格」でも、なんでもOK。

宝厳寺(ほうごんじ)
宝厳寺(ほうごんじ)

宝厳寺(ほうごんじ)
愛媛県松山市道後湯月町5-4 map
https://dogo-kaiunmeguri.info/05/

「捨莉紙」を流す手水舎は、地元愛媛出身の鉄のアーティスト西永拓郎氏の作品。このように、散歩しながらさまざまなアートを発見できるのも、道後温泉ならではの楽しみです。

宝厳寺への道はゆるやかな坂でしたが、次のスポット「伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)」への道は、135段の長い階段! ゆっくりでも、途中で休んでも、自分のペースでOK。その先にある鮮やかな朱塗りの社殿を目指して、焦らず着実に。頑張ったご褒美として、階段の下に広がる街並みと遠くの松山城という絶景が待っています。

伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)

伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)
愛媛県松山市桜谷町173 map
https://isaniwa.official.jp/

伊佐爾波神社で参拝したら、あたたまったからだをクールダウンしながら道後公園に向かって歩きましょう。スタート時点からここまででおよそ30分。余裕があるなら、緑の深い道後公園の中を歩くのも気持ちいいし、道後温泉駅前に戻って足湯で疲れを癒すのもあり。

<おまけ>早起きしたくなるヘルシールーティーン

どの時間帯に散歩しても道後温泉は楽しめますが、早朝なら道後公園のグラウンドでラジオ体操(毎日朝6時半から)に参加してみるのも一興です。

道後公園

道後公園
愛媛県松山市道後公園1 map
http://www.dogokouen.jp/

ラジオ体操でからだがポカポカしたら、その足で道後温泉本館に向かい、朝風呂を堪能しましょう。道後温泉本館は日本最古の湯といわれ、毎朝6時に開館合図の刻太鼓(ときだいこ)が鳴ってから夜11時まで、終日にぎわう道後温泉のシンボル。アルカリ性単純泉の湯質は、なめらかで刺激が少なく、まさに「やさしい」お湯。日本人の肌に合っていることは、湯上がりのさらっと感が証明しています。

----温泉で肌やボディを潤し、アートで心を潤す。それらのスポットが、すべて気軽に歩ける距離にある。それが、「ボディケアツーリズム」の舞台となる道後温泉です。飲み物とタオル片手に、楽しみながら歩き、きれいを磨く。2日間の滞在を終えたあとは、気持ちもからだも少し軽やかになったようです。

道後温泉
取材・撮影/ワコールボディブック編集部
デザイン/WATARIGRAPHIC

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