アンチエイジングドクター日比野佐和子さんの秘訣

特集/瞳とエイジングの深い関係

語り/日比野佐和子(アンチエイジングドクター・医学博士)

日比野佐和子さん 写真やイラストを見るだけで近視や老眼などが改善する『眼トレ』シリーズが大ヒット。さらに、目そのものだけでなく、若返りやダイエットといったからだ全体への劇的な効果も提唱し、メディアにも引っ張りだこの医師・日比野佐和子さんは、「目は、全身の健康状態を映し出す鏡のようなもの」と強調します。現代を生きる私たちにとって、避けて通ることのできない「目の酷使」を、日々、どのようにリセットして、美へつなげているのか、その流儀を伺いました。

「からだにいいこと」は目にもいい、が原則

「からだにいいこと」は目にもいい、が原則 私はもともと眼科医から医師のキャリアをスタートしました。だから、実感をもってお伝えできるのですが、目の不調は、目だけを診て治そうとしても治りません。目の不調イコールからだの不調だし、逆に、からだにいいことは、目にもいい。まずは、一般的にからだによいとされていることをちゃんと行うことが大切です。たとえば食事。私は、朝は卵などで良質なたんぱく質を、夜はヨーグルトなどで乳酸菌をとるようにしています。ヨーグルトといえば朝に食べるものというイメージがあるかもしれませんが、寝ている間に腸内環境を整えてくれるので、夕食後がおすすめですよ。ほかにも、神経伝達経路に影響を与えるカルシウムや、筋肉のしなやかさにも関係してくるコラーゲンなど、積極的にとりたい栄養素はほかにもたくさんありますが、通常の食事だけではなかなか難しいかもしれません。サプリメントや栄養補助食品を上手に取り入れれば、忙しい毎日でも負担を感じることなく実践できると思います。

思い立ったらどこでも「眼トレ」!

思い立ったらどこでも「眼トレ」! 外からの情報の90%は視覚、つまり目から入ってきます。ということは、「見えにくい」という状態は、からだにとって大変大きなストレスになるんですね。眼精疲労が肩こりや頭痛といったからだの不調につながるのは、そのためです。見えにくくてイライラするのも、精神衛生上よくありません。しかし、現代人のライフスタイルにおいては、目は酷使されるばかり! 特にスマホは、至近距離で目の筋肉を硬直させるので、目の老化を早める原因にもなっています。

私もみなさんに「眼トレ」をおすすめしておきながら、気がつけば、日中はどうしても目に負担をかけていると感じます。だからこそ、気がついたときに眼球をグルグルと動かしたり、近くを見て、遠くを見て、を繰り返す遠近トレーニングをしたり。目を動かすことで、筋肉のストレッチになり、血流もアップするので、目だけでなく、クマやたるみにも効果的です。オフィスでも、電車の中でも、思い立ったらすぐできるので、習慣化していただきたいと思います。

目にいい食材、注目はカシスやブドウ

目にいい食材、といえばブルーベリーを思い浮かべる方も多いと思います。ブルーベリーの成分の中でも、ポリフェノールの抗酸化作用が目によいとされているのですが、最近、カシス由来のカシスアントシアニンが特に目に効果的だということで注目を集めています。また、ブドウに含まれるレスベラトロールも、アンチエイジング効果が高いとされています。全身の若返りにもつながりますから、こうした食材を積極的にとりたいですね。

最近のお気に入りはアイマスク

最近のお気に入りはアイマスク 睡眠の質を上げることも、意識していることのひとつです。寝る直前の、LEDから生じるブルーライトは睡眠の質を下げるので、スマホは、就寝する2時間前には手の届かないところへ。睡眠は、からだのさまざまな部分を修復する時間ですから、きちんと眠れていないと、ダメージが蓄積されていくばかり。老化も食い止めることができません。沖縄の伝統的な島野菜を使った『和萱美(わかんび)』という睡眠サプリメントは、ぐっすりと眠れるので愛飲しています。最近は、数種類の鉱石で構成される「プラシオン」という素材を織り込んだアイマスクを愛用。血流がよくなる効果があり、目の上にのせるだけで、目の疲れはもちろん、全身の血流も改善されるという優れものです。寝る前だけでなく、休日のリラックスタイムにも、気軽に使っています。

目がよくなる、というのは、ただものがよく見えるようになるということだけではありません。脳も活性化するし、若々しさを保て、ここちよく毎日を過ごすことができるのです。30代、40代のうちから健康長寿を目指して、目を大切にしていただきたいと願っています。 日比野佐和子さんの著書

日比野佐和子(ひびの さわこ) 医療法人社団康梓会 Y's サイエンスクリニック広尾 総括院長。大阪大学医学部大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座特任准教授 。医学博士。大阪大学医学部卒業、同大学院医学系研究科博士課程修了後、ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。再生医療やアンチエイジング療法でも第一線を走る。テレビなどのメディアでも活躍中。『眼トレ』シリーズのほか、『目がよくなると10歳若返る』『39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ1年間で15kg痩せられたのか?』など著書多数。
Y'sサイエンスクリニックHP http://yss-clinic.jp/doctor/

取材・文/剣持亜弥
撮影/高木亜麗

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。
からだ用語辞典: 腸内環境 / カルシウム

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