- ビューティ&ヘルス
- 2013.11.06
メークアップアーティスト山本浩未さんの睡眠賢者10の秘訣<後編>
特集/眠りと美の深い関係

Secret6
「お風呂にゆっくりつかることが日課」
「一昨年、ひどい冷え性に悩まされたんです。その頃は、からだは冷えるし眠れないしで、体調ガタガタでした。そんなときに出会ったのが、温泉入浴指導員&睡眠改善インストラクターの肩書きをもつ、バスクリン社員・石川さんが書いた『お風呂の達人』という本。お風呂が睡眠に効くんだ!と知り、「きき湯」を入れた炭酸湯に15分じっくりつかって、ひと汗かくことを習慣に。からだの芯まで温めた後、お風呂から上がって体温がじっくり下がっていく過程で自然と眠たくなっていくのがここちいいんです。最初、せっかちな私は15分もお湯につかるのが苦痛だったのですが、今はテレビを持ちこんで観たり、マッサージや歯を磨くお手入れをしたりと、充実のバスタイムを過ごしています」



Secret7
「睡眠は肌細胞が活性化するピークタイム」
「肌の修復や再生など、細胞レベルの活動が睡眠中に行われているだけあって、じっくり眠れた朝は顔色がいいし、肌のハリを実感します。逆に睡眠不足だと肌がしぼんでくすんでいます...。そんな肌細胞を修復する睡眠前に、肌の再生を助けるスキンケアを使ってお手入れを行えば効果も倍増します。特に今人気のオイル系のアイテムは、肌の乾燥をケアするだけでなく、植物成分が血液中にも浸透しやすく、効果をダイレクトに得られるので、私も積極的に取り入れています」

Secret8
「スキンケアは女性にとって癒しの存在」
「忙しいときはオールインワンのケアアイテムが便利でいいですが、化粧水、美容液、乳液...とグラデーションに重ねていくことが癒しになる、と最近つくづく感じます。このサイトにも連載がある、美容ジャーナリストの斎藤薫さんのコラムで読んだのですが、五感のうち、多くの感覚に同時に響かせることが充実した癒しとなるそうです。そう考えると、スキンケアアイテムは、ボトルや色で視覚を、テクスチャーで触覚を、香りで嗅覚へと響かせることができるので、かなりの癒しがある。だから、夜のスキンケアを今まで以上に丁寧にやろうという気持ちになりました。睡眠前、リラックスすることできれいになれたら一石二鳥ですよね」
Secret9
「部分的に温めて、副交感神経を刺激」
「ここちよい蒸気が目や肩を温めてくれる、『花王』の「めぐりズム」シリーズは、リラックス効果抜群。「蒸気でアイマスク」をしてから、レオパード柄のアイマスクをして横になれば、自然とここちよい眠気に包まれて、気がついたら眠っています。部分的にじんわり温めることで、こわばっていた筋肉がほぐれていくのを感じます。働いている女性は、夜、高ぶっている神経をうまくリセットすることが大切です」

Secret10
「眠るためには、アタマだけでなくからだも疲れさせること」
「"いつまでも自力で立てるからだ"を目標に、マッサージ通いの生活から一念発起し、運動を続けています。今でも運動は苦手なんですが...。週末に早朝からスタートして2〜3時間ウォーキング。そのあと、インナーマッスルを中心としたトレーニングをするのをワンセットにしています。よく歩いて運動した日は、ぐっすり深く眠れます。アタマばかりを使って、気分はヘトヘト、だけどからだは動かしてないからこり固まったまま...、そんな女性も多いのでは!? アタマと同じくらいからだも使うことが理想です」
山本浩未(ヘア&メークアップ・アーティスト)
資生堂ビューティークリエーション研究所にて、ヘア&メークアップ・アーティストとしての経験を重ねた後、フリーとなり美容誌や女性誌で活躍。シンプルでわかりやすい美容理論や、健康的で美しく暮らすためのライフスタイルが幅広い世代から人気。近著に『きれいは力 Power Beauty』(幻冬舎)があり。
http://www.steam5.com/
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