お料理レシピ

2020年2月12日

文/圓尾和紀(kencom公式:管理栄養士)

FOOD

寒い日の食卓に欠かせない! 和食の基本・生姜の知識

おなかからじんわり温まる「生姜湯」 2月に入ってから、寒い日が続きますね。
真冬の空模様が続くときは、食事で冷え切ったからだをあたためたいもの。そんなとき、食卓に添えたいのが生姜です。
煮物や汁物、炒め物と、いろいろな和食レシピを引き立ててくれます。

生姜と日本食の歴史は、はるか昔から
生姜 今ではすっかり食卓の定番となった生姜。すりおろしたり、刻んで細かくしたりと、薬味として大活躍してくれているのではないでしょうか。
実はそのルーツ、何世紀も前にさかのぼるようです。

「中国より日本に生姜が伝わったのは2~3世紀頃。そして奈良時代に栽培が始まったといわれています。その独特の風味で魚の生臭さを消してくれるため、昔から刺身や寿司、煮物などと合わせて食されてきました。現在では、食用以外に風邪薬や鎮痛薬の漢方剤に配合することもありますね」(圓尾さん)

幅広く使われる生姜。その栄養はどんなものが含まれているのでしょうか?
生姜には健康に役立つ栄養素がたっぷり含まれてる!
「香り成分のガラノラクトンや、辛味成分のジンゲロールには血管を拡張させて血流をよくする効果があるとされています。こうした成分の働きによってからだがあたたまるので、冷え性や肩こりなどに効果が期待できます。ほかにも脂肪燃焼を促進したり、LDLコレステロールが増えるのを抑え、HDLコレステロールが減るのを防ぐ働きのある優れた食材なんです。日本でつくられる上質な金時生姜は、前述のジンゲロールが普通の生姜の4倍も含まれているのでおすすめですよ」(圓尾さん)

これまでなんとなく、からだにいいと思っていた生姜。栄養素をひもとくと、からだの健康を整えてくれそうな成分が含まれています。
冷えや風邪などで寒気を感じたときに、生姜をとりたくなる理由がわかってきました。

「寒いと感じているときは、生姜に熱を加える調理をしましょう。辛味成分のジンゲロールは、熱を加えると一部がからだを温める作用の強いショウガオールに変化します。風邪の原因となる細菌と戦う作用もあるので、上手に摂取するようしたいところ。そこで今回は、いちばんシンプルな生姜湯をご紹介します」(圓尾さん)
おなかからじんわり温まる「生姜湯」
お湯と生姜、蜂蜜だけでつくる素朴な味わいの生姜湯です。
からだが冷えたと感じたときに飲むと、おなかの中からぽかぽかと温まってくるのが感じられますよ。

●材料(1杯分)
お湯 100cc
生姜 すりおろしで小さじ1/4程度
蜂蜜 お好みで

●つくり方 生姜はスプーンを使って皮をむく(皮ごと入れると辛味が強くなるが、栄養は皮のまわりにあるので、スプーンで薄く刮げ取るように)。 1、生姜はスプーンを使って皮をむく(皮ごと入れると辛味が強くなるが、栄養は皮のまわりにあるので、スプーンで薄く刮げ取るように)。 すりおろして湯に入れ、お好みで蜂蜜などの甘味をつけたら出来上がり。 2、すりおろして湯に入れ、お好みで蜂蜜などの甘味をつけたら出来上がり。
知っておくと役に立つ?生姜の小話
生姜 「一般的な生姜は「ひね生姜」といって、前年に植え付けたものを貯蔵して出荷されるので1年を通して買うことができます。収穫期は9〜10月頃で、新生姜の旬は夏です。普段使いでは乾燥に気をつけるのがポイント。生姜は乾燥に弱いため、使い切れずに残った場合は、小皿や瓶などに水を張って丸ごと漬けておくといいですよ。毎日水を替えれば 1ヵ月ほどはもちます。すりおろしなら、小分けにして冷凍保存してもいいですね。ぜひお試しください」(圓尾さん)
和食の基本「生姜」で冬を乗り切ろう!
生姜 和食に欠かせない、生姜の知識はいかがでしたか?
食事の寒さ対策をして、冬を健康的に乗り越えましょう!
圓尾和紀

圓尾和紀(まるお かずき) "日本人の身体に合った食事を提案する"フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

オムロン ヘルスケア株式会社

kencom(ケンコム) 「楽しみながら、健康に。」をコンセプトに、DeNAと住友商事の合弁会社であるDeSCヘルスケアが、両社のエッセンスを注入して立ち上げたサービスです。利用者の健やかな生活と大切な人の笑顔を守ります。
DeSCヘルスケア:https://www.desc-hc.co.jp/

提供元:寒い日の食卓に欠かせない!和食の基本・生姜の知識【男の和ごはん・生姜編】|kencom(2018.02.07公開)より一部改変

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