インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2020年2月 5日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

ランジェリーもレスポンシブルファッションの時代へ

ファッションショーのフィナーレは、〈O.R.G.A.N.I.C〉スペースの参加ブランドが盛り上げた。 ファッションショーのフィナーレは、〈O.R.G.A.N.I.C〉スペースの参加ブランドが盛り上げた。 毎年恒例のパリ国際ランジェリー展が、1月中旬に開催されました。サスティナブル、ダイバーシティ、ボディポジティブといった近年の動きが、さらに一歩進んだかたちで、グローバルなランジェリートレンドが凝縮されていました。
グリーンな姿勢を見える化
環境にやさしく(エコフレンドリー)、持続可能な(サスティナブル)商品開発というのは、これまで素材展・アンテルフィリエールの重要テーマとして発信されてきましたが、今回はそれが最終製品にまではっきり見えるかたちとなり、展示会全体にすっかり浸透したという印象です。 サスティナブル、ダイバーシティがすっかり浸透した「2020パリ国際ランジェリー展&アンテルフィリエール」。 サスティナブル、ダイバーシティがすっかり浸透した「2020パリ国際ランジェリー展&アンテルフィリエール」。 会場には〈O.R.G.A.N.I.C〉という新スペースが登場。環境に対して責任ある(レスポンシブルな)取り組みを行っているブランドや製品が集められ、今日のファッションになくてはならないものであることが再認識されました。まさに「レスポンシブルファッション」の時代というわけです。

また、会場で使われるさまざまな備品についても、主催者の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の姿勢が明確に示されていました。 会場の新スペース〈O.R.G.A.N.I.C〉では、ナチュラルダイのワークショップも。 会場の新スペース〈O.R.G.A.N.I.C〉では、ナチュラルダイのワークショップも。
エココンシャスなブランドに厚み
〈O.R.G.A.N.I.C〉スペースの中でも草分けといえるのが「Occidente(オクシデント)」です。オーガニックコットンをはじめエココンシャスなブランドとしてスタートしてから12年。色は白・キナリを中心にしながらも、生地のバリエーションが多彩に広がり、ファッションの楽しさが増しています。 Occidente(オクシデント) Occidente(オクシデント) 同じフランスでも最近デビューした「Nénés Paris(ネネ・パリ)」「OLLY(オリイ)」といったブランドは、若々しくガーリッシュ。デザイナーは新しい世代の社会活動家という印象を受けます。「Nénés Paris(ネネ・パリ)」は100%リサイクル素材を使用し、展示会ブースでは製造過程をわかりやすく訴求していました。 Nenes Paris(ネネ・パリ) Nénés Paris(ネネ・パリ) サスティナブルな取り組みはこういったブランドに限ったことではありませんが、伝統的なナショナルブランドはむしろ、「品質の高さ」「顧客に対するヴァリュー」という視点で社会的責任を果たしたいと話しています。 Germaine des pres(ジェルメーヌ デ プレ) Germaine des pres(ジェルメーヌ デ プレ)
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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