毎日をすこやかに美しく過ごす「養生生活」

こころとからだの二十四節気

2019年6月12日

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

BODYHEART

夏至(げし)/今こそ断捨離! デトックス!

夏至(げし)/今こそ断捨離! デトックス!
からだが活発になり骨盤がゆるむ時期
夏至は6月21日~7月6日、1年で最も日が長く、夜が短い時期をさします。夏が盛りを迎え、暑さが日に日に増していきます。また半夏(はんげ)が生えはじめる時期であり、夏至から11日目を半夏生(はんげしょう)といい、この日までに田植えを終えるほうがよいといわれています。一方、四季のバイオリズムでは、陽気が最も盛んな時期です。すべてが満ちあふれる時期であることから、いろいろなものが過剰になるため、心やからだのいらないものを捨てる断捨離・デトックスを行う時期です。

この時期はからだが活発になり、骨盤が最もゆるむ時期です。骨盤まわりの筋肉をゆるめ、余分な緊張を取り除くことで、正常な位置に戻すとともに、たりない筋肉は鍛え、骨盤を正常な位置に戻すようにしましょう。特に、この時期はよく夢を見たり、眠れなかったりなど睡眠のトラブルも多発します。このような方は、からだも心もストレスを感じていますので、骨盤まわりの筋肉を鍛える前に、筋肉をゆるめて。特に腸腰筋は股関節を屈曲する大切な筋肉で、硬くなると股関節の動きを制限するだけでなく、腰痛や骨盤内臓器の活動低下などを導きます。お風呂上がりなどのリラックスしているときに、腸腰筋ストレッチを行いましょう。 夏至(げし)/今こそ断捨離! デトックス! 腸腰筋ストレッチ/仰向けで寝て、片方のひざを手で抱え込み、おへそにつけるように筋肉を伸ばします。1回のストレッチは10秒程度、イタ気持ちい程度に伸ばしましょう。なお、ひざを曲げたほうと反対側の筋肉がストレッチされているので、反対側の足が上がらないように注意しましょう。 骨盤がゆがんでいるかどうかは、目をつぶった状態で、その場で足踏みを50回し、どのくらい移動したかでわかります。もし、その場から1〜2歩以上移動している場合は、移動した側の筋肉がかたくなっているので、ストレッチなどで筋肉をゆるめましょう。
眠りのスイッチは安眠(あんみん)のツボで
最後に、夏至を乗りきるための安眠のツボをご紹介しましょう(下のイラスト)。 夏至を乗りきるためのおすすめのツボ・安眠(あんみん) 安眠は後頭部にあるツボで、耳鳴りや肩こりなどとも関係しています。睡眠には副交感神経が優位になる必要がありますが、肩こりが強い場合は交感神経が優位になりやすい。そこで、耳の後ろにある安眠をほぐし、副交感神経が優位な状態をつくりましょう。安眠のツボの場所は、耳の後ろにある、下にとがっている骨から指1本分下にあります。中指を使って、1回10秒程かけながら、イタ気持ち程度に押します。1日10回程行うとよいでしょう。
伊藤和憲

伊藤和憲(いとうかずのり) 鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。
https://www.yojyo1192.com/

ワコールスタディホール京都 ワコールスタディホール 伊藤先生のお話を聞きながら養生体験!
東洋医学が導く美のメソッド〜2019夏〜 全5回
5月15日(水)・6月5日(水)・6月19日(水)・7月3日(水)・7月17日(水)
第1回のみ 19:00~20:30
第2~5回 19:15~20:30

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  1. 腸腰筋
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