知ればスリムに差が出る! 日常でできるプチ・ルール

スリムの法則「食に美あり!」

2019年2月13日

文/堀知佐子(レストラン『Le Rire』オーナー兼シェフ)
イラスト/いしわたりきわこ

FOOD

チョコよりごはんより、ダイエットの本当の敵は...

チョコよりごはんより、ダイエットの敵は... カロリーと肥満は、関係ないことがわかってきました。
2月といえば節分に続いてバレンタインデー。恵方巻とチョコレートどちらも食品売り場をにぎやかにする筆頭のものです。人気商品ですから食べる機会も多いのでカロリーも気になります。一般的なコンビニで販売されているレギュラーサイズの恵方巻は約400キロカロリー前後。一方、チョコの代表ともいえるロイズ生チョコレート〔オーレ〕を例にすると、1箱700キロカロリー。最近は友チョコが当たり前なので女子が食べる機会も多いはず。ついつい食べ過ぎてしまうことも。

では恵方巻とチョコレート。どちらが太りやすいかというと、ズバリ恵方巻。今年も大きな口でガブッといった方もいるのではないでしょうか。精製度の高い白米に大量の砂糖の入った寿司酢をかけ、甘く似た干ぴょうや椎茸、甘いデンブなどが入っています。最近の栄養学では、「糖質」が太る原因の最たるものといわれています。

書籍『日本の長寿村・短命村』(近藤正二・著)によると、1935年から36年間日本全国を歩き生活様式を調査した結果、「ごはんをたくさん食べているほうが短命」だったそうで、それにつながる肥満は血糖値が上がることで起こることがわかりました。

恵方巻とチョコレートの話に戻ると。恵方巻は糖質の塊。一方、チョコレートの原料であるカカオはポリフェノールの塊で非常に強い抗酸化作用をもっています。しかしながら昔から売られている日本のチョコレートはカカオの割合が低く、ほとんど糖質ですから肥満の原因になります。最近はカカオ含有量の多い商品が増えていますので、カカオ含有量70%以上のものを選びましょう。ダイエッターが気になるのは今でも「カロリー」です。糖質とたんぱく質は1g=4キロカロリー。一方脂質は1g=9キロカロリーで、糖質・たんぱく質に比べ2倍以上ある脂質は、ダイエットの敵とされていましたが、「消費カロリーより摂取カロリーを減らせば痩せる」説は崩壊しつつあります。ただし、脂質のとり過ぎはさまざまな不調の原因にもつながります。直接的には太らないとしても、やはり気をつけたいものですね。
堀知佐子

堀知佐子(ほり・ちさこ) 管理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」シェフ。京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストランを開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。

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