生きるためのボディ&ソウル。鍛えれば、人生きっといい感じ

湯山玲子の「人間はカラダだ!」

2016年7月 6日

文/湯山玲子
イラスト/腹肉ツヤ子

BODY

【特集/むくみの正体に迫る!】

むくみの仕組みとその対策、教えます

むくみの仕組みとその対策、教えます
恐怖のむくみ体験、私の場合
「むくみ」というと、私には相当シリアスな経験がある。そもそも日常生活において、むくみで悩んだ経験がなかったのだが、30代前半のある夏の夜、たった数時間でもの凄い「むくみ」を経験したのだ。下北沢の本多劇場の観劇のあと、一緒に行った友人と近くのカフェバーで飲み食いしていたときだった。トイレで用を足そうとタイトスカートをたくし上げようとしたのだが、それがスムーズに行かない。「あれ? 太ったかな?」と思いつつ用を足して足下を見ると、足の甲がパンパンにむくみ、履いていたサンダルの網目が、まるでロース肉たこ糸巻きのようになっているではないか。先ほどトイレに行ったときはそんなことはなかったので、そのむくみは短時間で急激に起こったということになる。病院に行った結果の病名は、ネフローゼ症候群。腎臓が急に尿をつくらなくなる難病で、その後、数か月入院するハメになった。奇跡的に完治したものの、私が人生で初めて強烈に意識した「むくみ」は相当大変なことだったのだ。
春夏秋冬、携帯すべきアイテムとは?
このような病的ではない日常的な「むくみ」は、たいがい長時間座りっぱなしのときの運動不足からくる血行不良と、塩分取り過ぎの場合に身体に現れる。前者を実感するのは、ヨーロッパやアメリカに行くときの飛行機搭乗。なるべくトイレに立つようにして足を動かしていても、着陸してスリッパから靴に履き替えるときに、靴がキツキツになっていることで実感できる。死に至る場合もあるエコノミー症候群はその延長線上にあるわけで、くれぐれも搭乗中は「足」の存在を忘れてはならない。そして血行不良にはもうひとつ「冷え」がある。これは寒いがゆえに温感タイツなどで対策が取れる冬よりも、夏の方が深刻だ。冷房が効いた室内のために「はおりモノ」をもっていくのは常識だが、サンダル履きの素足は別段対策なし、という人が多い。だが、上着と同じ対策をぜひ足下にも施したい。「足の冷えはむくみだけではなく万病の元」と普段から力説する友人は、つねに「シルクの五本指ソックス」を携帯しているという。
高級レストランではさすがに憚られるが、カジュアルな飲み食い場所や映画館や劇場などではその場でささっと装着してしまうという。
「特に夏は生ビールをたくさん飲むでしょ? つまみもモロキュウなどのコールドディッシュだとどうしても冷えて調子が悪くなる」
友人の言葉には説得力があった。私も夏のビール飲みがちょっと苦手だったのだが、これからは冷え対策に「ソックス履き」を実践するぞ。
塩分摂りすぎに効くメニュー「○○の○○がけ」
塩分取り過ぎむくみを実感したのは、なんと香川で自主的に行ったうどんの食べ歩き。塩辛い、という印象はないのだけれど、うどんは汁と麺類合わせてかなりの塩分が入っており、それを一日5杯も食べれば、むくまないほうがおかしい。水をたくさん飲んで、塩分排出に努力したが、それでも翌朝、両目のまぶたがぼってりとむくんだ。食べ物は食べ物で対処、ということで、塩分のナトリウムには、それを排出する効能があるカリウムが効果的なはず。すぐに思い浮かべるのはバナナだが、それよりも効果的な食物がサツマイモ、アボカド、ヨーグルト、ほうれん草なのだという。うどんやラーメンなどの麺類でシメた場合は、その先にアボカドのヨーグルトがけ、というデザートを是非。理論上はこれで大丈夫なはずだ。

ゆやま・れいこ 著述家、ディレクター。自ら寿司を握るユニット「美人寿司」、クラシックを爆音で聴く「爆音クラシック」を主宰するなど、カルチャー界を牽引。著書に『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子氏との共著に『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)がある。

構成/本庄真穂

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