インサイドストーリー

商品づくりの現場から

2015年9月 9日

語り/桝野有希(ウイングブランド事業本部)

BODY

美尻のための「ビジリーナ®おしりキレイPants」開発秘話

おなかまわりの"ハミニク"をスムージングするウイング「ハミデンヌ®おなかキレイPants」の発売(2014年9月)から1年、お尻の気になる部分をサポートするウイング「ビジリーナ®おしりキレイPants」が誕生! ヒップトップの丸みや脚長効果を出すための仕掛けなど、"美尻"へのさまざまなアプローチについて、開発に携わったウイングブランド事業本部の桝野有希が語ります。 ビジリーナ®おしりキレイPants
"パワーがあるのに、薄い!"
運命の生地に出合い、開発がスタート。
――発売されたばかりの「ビジリーナ®おしりキレイPants」ですが、まずこの商品を開発することになったきっかけを教えてください。

桝野
 きっかけはふたつありまして、ひとつは、アンケートや店頭から寄せられたお客さまの声です。「ヒップアップ機能を、もっと明確に感じられるパンツが欲しい!」「細身パンツを履いたときに、ヒップの形をカッコよく見せるガードルが欲しい」という要望が多く、私たちも「それに応える商品をつくりたい!」と、プロジェクトが始まりました。

もうひとつのきっかけは、ある"生地"との出合いがあったことです。

――生地とは、「ビジリーナ®おしりキレイPants」に使われている生地のことですか?

桝野
 はい。商品開発が始まる1年半ほど前でしょうか。薄くて、柄に透け感があるこの生地を見たときに、「いつかこの美しい生地を使って、商品をつくりたい」と思い、その気持ちをあたため続けていたのです。それで、今回のプロジェクトが始まったときに「あの生地を使うなら、この商品だ!」と、すぐに提案をしました。

ビジリーナ®おしりキレイPantsの生地 生地の美しさももちろん、最大の魅力は、「パワーが強いのに、薄い」ことです。これまで、補整機能に優れた下着というと、どうしても生地は厚くなりがちでした。ボディラインを補整するには、生地にある程度の厚みが必要になってきますから。ただ、生地が厚いとその分、しめつけ感や窮屈な着ごこちを感じてしまう方が多いのも、事実でした。

「機能」と「生地の薄さ」の両方をクリアできないものか、と模索するなかで、この生地は、編み方自体に特殊な技術が使われていて、パワーの強い糸を使っても、薄さが保てるという特質がありました。
プリっとしたヒップトップ、
ググッともち上げて脚長効果...そのマル秘構造とは?!
――求めていた条件にぴったりだったのですね。商品には、どのような特徴があるのでしょうか。やはり「ビジリーナ®おしりキレイPants」という名のとおり...。

桝野
 はい、ヒップを美しく見せるための仕掛けが満載です。まず、ヒップアップに関しては、生地のパワーを下から上にいくほどに強めています。着圧を段階的に上げることで、下からヒップをググっともち上げるような設計になっています。生地のパワーをグラデーションで変えていくことで、自然にヒップがもち上がり、さらに、ヒップと太ももの境目が上がることで、アウターをはいたときに、脚長効果も発揮します。 ビジリーナ®おしりキレイPantsの特徴 ――自然なヒップアップに脚長効果、とはダブルでうれしいですね。

桝野
 それだけではありません。プリっとしたきれいな丸みのあるヒップトップは、美尻の条件でもありますよね。「ビジリーナ®おしりキレイPants」には、左右両方のヒップトップにあたる箇所を、伸びのいい"羽型の生地"に切り替えて、ヒップトップをつぶさず、きれいな丸みが出るよう、工夫しています。

特にロング丈の場合、グラデーションの着圧は太ももの位置から入っているので、太もものすっきり感も得られると思います。アウターのパンツをはいたときに、スッとした太もも、グッと上がったヒップ、プリッと丸みのあるヒップトップをもつ"ビジリ(美尻)ーナさん"を目指しました。
キツい、動きにくい...。ガードルとの辛い思い出をもつ方へ。
この"進化"をぜひ味わって!
――ほかに、こだわった点はどこでしょうか。

桝野
 見た目にもこだわりました。こういった補整機能のある商品は、お客さまから「見た目がおばさんっぽい」と敬遠されることも多かったのです。ですから、手にとったときに「はきたい」と思ってもらえるような、デザインやカラーに仕上げています。 ウイング「ビジリーナ®おしりキレイPants」" ウイング「ビジリーナ®おしりキレイPants」¥4,200~+税 ――フロント部分のレースもデザインのポイントになっていて、きれいですね。

桝野
 ここは、特にこだわりました。海外の美しい下着を再現するイメージで、レースのうえに薄いパワーネットを重ねています。レースだけでは浮いてしまうところを、ネットを乗せることで、ボトム全体に一体感がでるようデザインしました。おなか部分の生地は、上向き方向には伸びるけれども、反対には伸びないというワンウェイ構造なので、おなかをすっきり見せられます。

――形のよいヒップが造形できれば、自信をもってアウターのパンツをカッコよく、素敵にはきこなせる気がします。

桝野
 「昔、ガードルでキツい思いをしたから、もうはきたくないのよ...」という方にも、ぜひお試しいただきたいです。「ビジリーナ®おしりキレイPants」のようなボトムが「ここまで進化していたんだ!」という驚きとともに、このはきごこちの軽やかさや薄さを実感してもらえたら、うれしいです。
桝野有希

桝野有希 ワコール入社後、ジュニア・マタニティの商品企画開発に従事。 現在、ウイングブランド事業本部インナーウェア企画商品部商品企画1課でボトムのプランナーを担当。

取材・文/大庭典子(ライター)
人物撮影/平賀 源

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