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教えて、ドクター!

2013年10月 9日

先生/内海裕子(睡眠改善シニアインストラクター)
取材・文/大庭典子(ライター)

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【特集/眠りと美の深い関係】

日本は世界ワーストクラスの睡眠時間!

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日本人女性の睡眠が危ない!
「あ~ぐっすり寝た!」とスッキリと目覚めのいい朝は、機嫌もよく、からだも快適。逆に寝起き早々「寝た気がしないわ...」と体にダルさが残る朝は、1日不快感を引きずってしまいます。

睡眠の質や量が心やからだに与える影響の大きさは誰もが体験済みですよね。現代人の睡眠状況はどのようになっているのでしょう。睡眠改善シニアインストラクターの内海裕子さんにお伺いしました。

「まず、日本人の睡眠事情から見ていきましょう。残業も多く、忙しい日本人の睡眠時間は...なんと世界ワーストクラスです。平均睡眠時間は、韓国に次いで短い470分。しかも、最も短い韓国との平均時間の差はわずか1分。世界でいちばん睡眠が取れていない国といっても過言ではありません。

睡眠の質や量はメンタルヘルスの悪化にもつながりますし、からだの健康にも美しさにも影響を与えます。逆に、良い睡眠をとることができれば、脳は活性化し免疫力も高まり、メンタル面も良好な状態で、見た目の美しさもアップ。実は、快眠生活は"アンチエイジング"にも寄与するのです。

しかし、国民総じて睡眠不足の日本。男女別に見ると、女性のほうが事態は深刻、男性よりも寝ていないことも分かっています。

お化粧など朝の身仕度に時間がかかるのも理由のひとつですが、仕事をしながら、家事もします、子育てもします、ときには介護まで...と、働く女性の場合、仕事時間にプラス旧来の女性の役割がアドオンされていて、「もう削るところは睡眠しかない...」といった状況に追い込まれている方も多くいらっしゃいます。

特に日本人女性はがんばりやさんですし、母親世代が家事も育児もこなしていた姿を見ているので、つい睡眠時間を削ってでもがんばってしまいがちですが、睡眠不足を続けていると、じわじわと心や体がむしばまれていきます。朝から電車でウトウトしてしまったり、日中何をしても冴えないといったカラダからのSOSサインに気がついたら、睡眠習慣をちょっと見直してみて下さい。
3人にひとりに難アリ。あなたの睡眠、大丈夫?!
統計では、日本人の3人にひとりが睡眠に何かしらの問題を抱えているというデータがあり、さらに不眠症は5人にひとり。なかには、万年睡眠不足で不調に慣れてしまい、睡眠を見直す機会を逃してしまっている人もいるかもしれません。まずは自分の睡眠の量や質に問題があるかどうかチェックしてみましょう。

寝つきが悪い
睡眠の途中で何度も目が覚めてしまう
(起きたくないのに)早朝に目覚めてしまう
午前中にエンジンがかからない
集中力が続かない
日中に抗えない眠気に襲われることがある
週末(や仕事のない日)に9時間以上寝続けてしまう

どうでしたか? 週末、寝すぎてしまう人は多いかもしれません。聞いたことがあるかもしれませんが人間のからだは"寝貯め"はできません。

週末に寝すぎてしまうのは、平日の睡眠不足分を補わずにはいられないから。つまり、週末に平日の「睡眠負債の返済」をしているのです。

人生の充実には、良い睡眠が欠かせません。この仕事を通してたくさんの睡眠に悩まれる方とお会いしたり、心身の病気を引き起こしているという様々なデータを通じ実感しています。また私自身も若かりし頃に、仕事が忙しく睡眠をおざなりにせざるを得なかった時期もありましたので、生活習慣を改善することの大変さも分かります。

これから一緒にぐっすり眠り、スッキリ目覚め、快活な日中を過ごすための習慣を取り入れ、快眠ライフを手に入れましょう」

集中力が続かない、週末に寝すぎてしまうなど.心あたりがありすぎて、耳が痛い...。ですが、これを機に睡眠美人になれたらいいですよね。

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内海裕子 睡眠改善シニアインストラクター、早起きコーディネーター、睡眠健康指導士、睡眠環境診断士の資格をもち、自由大学にて「睡眠学」の講師として教鞭を振るう。朝からはじまるライフスタイル提案サイト「朝時間.jp」元編集長。睡眠に関する正しい環境や生活習慣の提案やアドバイスをメディアや講演を通じて広めている。著書に『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(白川修一郎氏監修/大和書房)等多数。
公式HP
http://hirococoro.com/

イラスト/190

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