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教えて、ドクター!

2013年9月18日

先生/齊藤早苗(コロンハイドロセラピスト)
取材・文/大庭典子(ライター)

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【特集/女はおなかで勝負!】

おなかすっきりの美腸習慣とは?

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リラックス、腸にやさしい食事、ガマン禁止で美腸女子に!
前回、不腸女子を4タイプに分け、その特徴と対策について教えていただきましたが、その後、腸のご機嫌はいかがですか?「食べ過ぎに気をつけたら、久しぶりに"グゥー"とおなかの鳴る音を聞いた(笑)」や「食事や姿勢に気をつけていたら、おなかの張った苦しさがなくなって、おなかまわりがスッキリした!」など、さっそく効果があったという方も。今回は、腸にいい生活習慣について、引き続き齊藤早苗先生にお伺いしました。

「原始的な臓器である腸にとって快適な生活とは、日の出とともに起き、日の入りとともに寝る、太古の生活リズムで生きる暮らし。ですが、現代人にそれを求めるのは不可能ですよね。少しずつ、腸に優しい変化を起こして"美腸"を目指してください」
"リラックスした時間"が動く腸を育てる
「腸はストレスや緊張など精神的な影響を多く受ける消化器官で、リラックスしたときなどに活発に動く"副交感神経"に支配されています。つまり、腸はリラックスモードのときに動き出す、という習性があるのです。現代人は、日中のストレスや緊張状態からの切り替えがうまくできず、就寝時になってもからだを活動的な状態にする"交感神経"モードでいる人が多く、そのため腸の動きが弱まってしまいます。

深夜までPCやテレビ、携帯の強い光を受けて、朝は大慌てで準備...これでは腸がリラックスできません。ゆっくりお風呂に入ったり、液晶の明るい光を消して間接照明で過ごすなど、心と腸のリラックスタイムをもちましょう。
腸を思うなら...夜の食事に注意
毎朝お通じがある腸美人さんの、便意を起こすきっかけは朝食にあります。だからといって、"不腸女子"の方に「朝食をとりましょう」と言ったところでそれは至難の業。彼女たちは朝からおなかいっぱいで朝食どころではないのです。どうして、朝になってもおなかが空かないのか、それは夜の食事に問題アリと言えるでしょう。

夜食べたものは、寝ている間に小腸から大腸に送られます。それが翌日の便の元となるのですが、腸が夜きちんと動く条件のひとつは"胃が空っぽ"であること。それには、就寝時間の3~4時間前に腹八分目の食事を済ませておくことが理想的です。(注:夜中に食べたからといって、無理矢理3~4時間起きているのは本末転倒、かえって不健康ですよ。そんな日は"明日から頑張ろう"と切り替えてすぐ寝ること!)

深夜のドカ食いなど、就寝直前に食事をしてしまうと、胃は空にならず、小腸から大腸への動きも停滞。結果、朝になってもおなかが空かないばかりか、便通にまで悪い影響を与えてしまうのです。夜遅い食事は控え、どうしてものときは、胃腸にやさしい軽い食事(おすすめレシピ後出参照)などでいたわりましょう。

おなかいっぱいで朝ごはんが食べられない、という人は、"冷たい水を1杯"飲むのも効果的ですよ。冷水が刺激となり、胃結腸反射が起きて便意をもよおすこともあります。

そして、食事はバランスよく食べることが大事。今はやりの"炭水化物抜きダイエット"などでお米などを食べない人もいますが、便の骨格は炭水化物ですし、お米は大腸内の善玉菌を増やしてくれるありがたい食材。お米をきちんと食べている人には、快便の人が多いのです。
おならや便意のガマンは禁物!
女性は特に、日常的におならや便意をガマンしている方が多いですよね。残念ながら「さっきガマンしたおなら、今出そう~っと」と都合のいいようにはいきません(笑)。このおならのガマンが腸にちくちくと負担をかけていることは明白で、積み重なれば、あっという間に腸の動きは悪くなってしまいます。ガマンしない!と決めて、そのために「どうやったら出せるか」「どこでだったら出せるか」と発想を変えて、策を練ってみてください。

帰宅が遅くなってしまったときや軽い朝ごはんに...
おすすめの"美腸レシピ" 【シナモンりんご】
●材料(2人分)
・りんご・・・1個200g(芯を取り、ひと口大に切る)
・ハチミツ、メープルシロップ・・・各大さじ1/2
・シナモンパウダー・・・適量

つくり方
1.りんごを耐熱容器に入れてラップをし、500Wの電子レンジに3分かける。
2.様子を見て、りんごがしんなりするまで加熱する。
3.ハチミツ、メープルシロップ、シナモンパウダーをかけて出来上がり。

皮に食物繊維が豊富に含まれているので、よく洗ってむかずに食べましょう。10分くらい置くと、りんごに甘みがしみ込みおいしさも倍増。ヨーグルトにかけていただいても◎」

美腸に効果的な簡単レシピは低カロリーなのに栄養満点、腹もちもいい、と3拍子そろった優秀な一品。まずは、今日の夜の食事から気を付けたいですね。快腸な朝が迎えられますように...。

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齊藤早苗(コロンハイドロセラピスト) I-ACT(国際コロンハイドロセラピー協会)会員、日本抗加齢医学会会員。日本医科大学看護専門学校卒業後、看護師として大学病院などに勤務。2000年に米国で腸内洗浄のライセンスを取得し、現在も「対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座」にて"不腸"に悩む女性にコロンハイドセラピー、腸のヘルスケア指導を行う。また、セミナーや講演会、雑誌での連載など幅広い活動で、ひとりでも多くの腸を健康にするために日々活動中。著書に『美腸やせ』(主婦と生活者)、『美女になる腸トレ』(小学館)。
齊藤早苗の日本美腸化プロジェクト
齊藤早苗公式HP
対馬ルリ子女性ライフクリニック・コロンハイドロセンター

イラスト/190

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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からだ用語辞典

  1. 胃・結腸反射
  2. 交感神経
  3. 副交感神経

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  1. おなか
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