生きるためのボディ&ソウル。鍛えれば、人生きっといい感じ

湯山玲子の「人間はカラダだ!」

2013年9月11日

文/湯山玲子
イラスト/腹肉ツヤ子

BODY

【特集/女はおなかで勝負!】

「腹」と「人生」は、つながっている!?

Image 「顔はやめて、ボディにしな」と言ったのは、ドラマ『3年B組金八先生』における、ツッパリ生徒役の三原じゅん子演じるところの山田麗子だったが、ボディすなわちおなかは、そんなに軽く扱っちゃダメ! の"人体重要部位"、である。
ハラをくくる、ハラを決める、腹黒い、などという言葉があるように、おなかはある意味、人間の中心。面白いのは、そういう言葉たちがみな、「考える」という機能を含んでいるところだ。その「考え」というものも、アイディアみたいな思いつきではなく、もうちょっとその本人にとって深いもの。感情や存在すべても含めた思考、のようなヘヴィーな印象がある。
「どう思う?」自分のお腹に聞いてみよう
さて、私は、腹系の思考というものに対して、こんなイメージがある。人間はもちろん、脳で思考し意思表示をするが、その考え方は、まだまだ、完全にその人の思想になっていなくて、フワフワしたもの。その思考がいったん腹に降りてきた段階で、そのフワフワがキッチリと固まって形になる、という感じ。ドロドロの溶液だったチョコレートが最後に板チョコになる、そんなオートメーションがおなかには詰まっているようなイメージがあるのだ。まあ、実際に、食べ物を"栄養"と"排泄"に分ける消化器官がおなかに詰まっているわけで、そんなような生存に関わるオートメーションならば、おなかに物事を"決定"するぐらいの能力があっても不思議ではない。
ちなみに、おなかには人一倍内臓が詰まっているが、なんでも、移植手術で他人の内臓をもらったりすると、性格がその臓器の持ち主のように変わってしまう事があるらしい。脳から発せられた思考がハラに落ちて、そんな事を繰り返しているうちに、内臓の方もモノを考えるようになってしまった、ということなのだろうか。
呼吸でできる、おなかの活性化
さて、東洋医学では「丹田(たんでん)」といい、ヨガでは「マニプーラ・チャクラ」とも言うおなかの中心にある部位は、心身の根本中の根本とも言われている。そんな重要部分なので、ダンス、ヨガ、武道、声楽などでは、独特のメソッドが伝わっている。 私自身が体得しているものでオススメなのが、なんといっても呼吸法だ。私はヨガでこれを体得したのだが、基本は簡単。まず、寝っころがって、おへその回りに両手の親指と人差し指をくっつけてつくる三角を置き、その三角がぐーっと下に下がるように鼻から息を吐き、ぶわーっと持ち上げるように鼻から息を吸う、というもの。 息を吐くときには、自分の中のネガティブな感情を外に出すイメージで、吸うときには、外の素敵なよいものが入ってくるイメージで。これを続けると、ものすごくリラックスし、かつ、気力が戻ってくるのだ。なれてくるとこれ、座っていてもできるようになるので、是非体得すべきサバイバル技術のひとつである。 もうひとつは、足場の悪いところを歩くとき、いや、現実ではハイヒールや高いプラットフォームシューズを履いて街に出るとき、歳とともにスッ転ぶ危険度は高くなるが、そのときでも意識をおへそのあたりに置いておくと、足取りが断然軽快になるのだ。どうぞ、お試しあれ。

ゆやま・れいこ 著述家、ディレクター。自ら寿司を握るユニット「美人寿司」、クラシックを爆音で聴く「爆音クラシック」を主宰するなど、カルチャー界を牽引。著書に『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子氏との共著に『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)がある。

構成/本庄真穂

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