2020年の冬は鶏むね肉で疲労対策を

文/堀 知佐子(レストラン『Le Rire』オーナー兼シェフ)
イラスト/いしわたりきわこ
秋に食べたい青魚

春以降、食事と免疫力について何度かお伝えしてきました。この冬に新型コロナウイルスとインフルエンザ、ダブルの感染予防策が必要とされていることから、食とからだの根本について今回は考えます。

免疫力を高めるには、ビタミンD、たんぱく質、発酵食品が大きくかかわることも、すでにお伝えしました。でも、そもそも疲れにくいからだによって、免疫力を下げないということも重要です。疲れるとついつい、スタミナをつける焼き肉などを連想する方も多いと思いますが、消化に時間がかかり、からだを疲れさせてしまうこともあります。栄養ドリンクなども脳を興奮させ、一時的に疲れを感じさせないようにしているだけで、根本的な解決にはなっていません。

大事なのは、からだを休めて疲れを取ることです。そこで活用したいのが、抗疲労効果があるとされている鶏むね肉です。渡り鳥が長く飛んでいられるのも、羽の付け根であるむね肉にイミダゾールジペプチド(以下イミダペプチド)という成分を多く含むからです。実は、人間もこのイミダペプチド合成酵素をもっていることがわかっています。イミダペプチドを摂取することで、それが消化されてアミノ酸となって脳へ届き、脳内でイミダペプチドがつくられ、抗疲労効果を発揮するのです。

イミダペプチドは1日200mg必要とされていますが、鶏のむね肉100g食べれば、必要量がとれます。サラダチキンであれば火も通っているので、スープの仕上げに入れるだけで手軽にいただけます。また、サラダチキンをほぐしてレモン汁をかけたり、梅干しで和えたりすればビタミンCやクエン酸もとれて、抗疲労効果もアップ。免疫力を高めるには、まずは疲れにくいからだが重要だと覚えておきましょう。

  • 堀知佐子
  • 堀知佐子(ほり・ちさこ) 管理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」シェフ。京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。2008年アンチエイジングをコンセプトとしたレストランを開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。
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