免疫力アップの食事と生活習慣

文/堀 知佐子(レストラン『Le Rire』オーナー兼シェフ)
イラスト/いしわたりきわこ

インフルエンザが猛威を振るっています。うがい・手洗い・マスクをしても知らない間にかかってしまう場合も多いのではないでしょうか。とにかく頻繁にうがいをすることが大事ですが、予防という意味では食べ物も役に立たないわけではありません。

冬にインフルエンザが流行するのは、ウイルスが低温・乾燥の環境において、活性化するためと考えられています。さらに、インフルエンザにかかわらず冬に体調をくずしやすいのは、免疫力に関わるビタミンDの低下にもよります。私たち人間は、日光に当たることと口から摂取した食べ物の2通りでビタミンDを補充していますが、どちらかというと太陽から得るビタミンDのほうが多いのです。ビタミンDは、太陽が直接皮膚に当たることにより腎臓でつくられます。ガラス越しではなく、直接当たるのがポイント。紫外線対策をしすぎるとビタミンD不足になってしまいます。

食事からビタミンDをとる場合は、魚介類や卵の黄身、きのこ、きくらげがおすすめ。また、サケやサバ、マグロなど、脂ののった魚や肝、牛のレバーやチーズ・卵黄などにも含まれます。キノコなどにも含まれますが、動物性のもののほうが効率よく体内で活用されます。

寒い冬にサケやキノコのたっぷり入った鍋などを食べるのは、理にかなっていますね。おろしたしょうがをたっぷり入れれば、血行がよくなり、からだが温まるのでさらに免疫力も上がります。またチーズや卵黄などはコンビニでも手に入るので、意識して食事にプラスして。寒いからといって、家に閉じこもらないで太陽の光を浴び、ビタミンDを補充して免疫力を高めましょう。
堀知佐子

堀知佐子(ほり・ちさこ) 管理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」シェフ。京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストランを開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。

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