
もち米に麹をつけて発酵させた中華料理の調味料「酒醸(チューニャン)」。
日本の甘酒よりも長時間発酵させるため、乳酸発酵の酸味とアルコール発酵によるアルコールが少々含まれています。台湾では、酒醸の独特の酸味と甘みを生かしてデザートとしても楽しまれています。
伝統的な食べ方は、酒醸のスープにお団子を入れて金木犀のジャムを乗せていただくというもの。本来は温めて食べる正月料理なのですが、最近は酒醸団子を冷やしてかき氷にかけて、夏のデザートとして提供するかき氷屋さんもあります。そんな伝統の味を日本の甘酒を使って再現しました。
●材料(2人分)
白玉粉 60g程度
水 大さじ4弱(60㏄弱)
A
甘酒 100cc
氷水(水に氷を2~3個入れたもの) 100cc
酢 大さじ1
はちみつ お好みで少々
お好みのフルーツ
はちみつ 適量
●つくり方

1、白玉粉は水を少しずつ加えて混ぜ合わせ、耳たぶ程度の柔らかさになるまで混ぜる。

2、ボウル(または器)にAを入れて混ぜ合わせる。

3、鍋にお湯を沸かし、1の白玉粉を小さめに丸めて入れ、浮き上がってくるまで中火で3~4分茹でてから冷水にとる。

4、器に3の白玉団子と2のスープを入れ、お好みのフルーツを盛り合わせ、はちみつをかける。
からだにやさしい豆知識

甘酒は栄養価が豊富で、夏にかけて腸内環境を整え免疫力を高めるのにおすすめの飲み物です。甘酒は乾燥麹と生米があれば簡単に手づくりできるので、この夏につくってみるのもいいでしょう。
白玉粉は炭水化物が多くカロリーも少々高めですが、タンパク質や食物繊維、ビタミンB1やB2なども含まれています。もちもちとした食感なので、よく噛んで食べれば腹もちのいいスイーツにぴったりです。
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- りんひろこ 料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
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- kencom(ケンコム) 「楽しみながら、健康に。」をコンセプトに、DeNAと住友商事の合弁会社であるDeSCヘルスケアが、両社のエッセンスを注入して立ち上げたサービスです。利用者の健やかな生活と大切な人の笑顔を守ります。 DeSCヘルスケア:https://www.desc-hc.co.jp/
提供元:チューニャン食べたことある?もちもち食感の台湾風ひんやりデザート【発酵レシピ】|kencom(2020.06.24公開)より一部改変