忙しいおとな世代には、すきま時間や何か「しながら」のプチトレーニングを。簡単にできる習慣をご紹介!
ハムストリングスを鍛えて、
骨盤を正しい位置に
1
ソファに座り、両脚を前に出し両ひざを伸ばす。足首は曲げ、つま先を天井に向ける。

2
両手で何かを押すようなイメージで上半身を前傾させ、太もも裏とふくらはぎが伸びていることを感じる。

ポイント
上半身と下半身をつなぐ骨盤の位置がズレていると、姿勢も悪くなります。骨盤の位置を正しくするためには、骨盤を支える筋肉がとても重要。
骨盤に関係した筋肉は20ほどありますが、その中でも大きな影響を与えている「ハムストリングス」(おしりの付け根から太ももの裏側、太ももからひざ裏周辺にある筋肉の総称)に注目し、ストレッチしていきます。
ハムストリングスが硬くなると、筋肉の付け根にある坐骨が引っ張られて、骨盤が後傾します。すると、脚はガニ股に、ひざも曲がりやすく、下っ腹が前に突き出たような姿勢になります。このポーズで、後傾した骨盤を前傾させて正しい位置に戻してください。
-
中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
(株)スポーツモチベーション最高技術責任者、アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士
フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。 早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのトップアスリートをはじめ一般の中高年者まで幅広く指導している。『寝たきりにならない体の使い方』(Gakken)、『スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。
構成/大庭典子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
イラスト/石崎伸子
デザイン/日比野まり子
おとなの「ながら」プチトレ~姿勢を、美しく
- #13|読書中やスマホを見ながら|座った姿勢で、手を使わずに筋トレ!
- #14|ソファに座りながら|丸まった姿勢を予防するポーズ
- #15|椅子を使って|習慣化した悪い姿勢を、美しく
- おとなの「ながら」プチトレ一覧はこちら