特集 梅雨をポジティブに過ごすコツ#01

雨の日だからできる「お楽しみ」を用意。逆転の発想で梅雨を満喫! ヘア&メイクアーティスト山本浩未さん

窓の外は今日も雨。湿度が高くてジメジメしていて、なんだか気分が上がらない。
そんなとき、暮らしを楽しむ賢者はどう過ごしているのでしょうか。「梅雨のシーズンをご機嫌に過ごすコツ」をお聞きしました。

梅雨は金継ぎのベストシーズンです

金継ぎを仕上げるためには、適度な『湿度』が必要なことをご存知でしたか? 空気中にたっぷり湿気が含まれる6月は、金継ぎの絶好のシーズンなのです。奥のふたつは母から受け継いだ入れ子の茶器。うちのかわいい猫ちゃんが落としてしまい、見事バラバラに(泣)。猫の絵付け皿は、私がうっかりパリンと割ってしまいました。そこで金継ぎをして修理をしてみたら、世界でたったひとつの1点ものに仕上がって大満足。雨の季節のお楽しみ、始めてみてはいかがですか?

夏のヘアケアは進化系アイテムを味方に

梅雨の訪れとともに、ヘアケアアイテムを
一新するのもお楽しみのひとつ。私が取り入れているのは、乾きが早くなる速乾性のトリートメント。爽快感が心地いいシャンプーとセットで使っています。また、おとな世代にこそぜひおすすめしたいのがストレートアイロン。気になるうねりを整え、セットもできる優秀アイテム。充電式のコードレスタイプなら、出先でササッと使えるので重宝しますよ。

日がなお風呂でゆっくり これぞ梅雨の贅沢な過ごし方

私にとって、雨予報はお風呂日和のサイン。梅雨時期は特に『雨が降ったらお風呂に入ればいいわ』とすら思っています(笑)。ジメジメした6月に出番が多いのは、ヒマラヤ岩塩のバスソルト。しっかり汗をかいて、デトックスに励みます。さらに香りのいいバスオイルを贅沢に使って、マッサージをしたり、フェイスパックをしたり、海外ドラマを見たり。のんびり長湯を満喫できるのだから、梅雨も悪くないなって思えるんです。

おとなのゆらぎの救世主 それが香りです

心とからだがゆらぐ更年期に私を助けてくれたのは、香りでした。今では、玄関、廊下、リビング、ベッドルーム…その空間ごとに似合う香りを使い分けています。すると家の中でもリズムができて、おうち時間が充実するんですよね。また6月は、ファブリックスプレーがあるとアイロンがけが楽しくなります。たとえば枕カバーにシュッとひと吹き。パリっとした肌ざわりとふんわりとした香り、その両方を感じながら眠りにつくのは、まさに至福のひとときです。

お香を焚いて心を整える梅雨時期のルーティン

湿気の多い時期は、お香の香りがより立つ気がして、焚く機会が増えます。この香炉は京都の骨董屋さんで、深いグリーンにひと目ぼれして買い求めたもの。もとはお茶席で使われていたもので、たばこの灰入れだったそう。すっきりと落ち着いた『沈香(じんこう)』という香りがお気に入り。焚く場所は玄関です。シュッとマッチを擦って、火を灯し、スーッと煙が立ち上る。その姿を眺めるだけで、心が洗われる気がします。

雨の日を心待ちにしてしまう30年来の相棒レインブーツ

30年愛用しているのが、『エイグル』のレインブーツです。形がプレーンでかわいらしく、水溜まりもへっちゃら。長靴だから水はねを気にしなくていいのもうれしいところ。絶対的な信頼を寄せている、私の雨の日名品です。

雨降りの季節…なんだか気分が上がらないですよね。よーくわかります。でも実は「雨が降っている」という事実をどう受け止めるかは自分しだい。「雨だから憂鬱」ではなく「雨だからラッキー」と視点を変えてみるのはいかがでしょうか。たとえば湿度を必要とする金継ぎは、天然の湿気を利用できるこの時期ならではのお楽しみ。じっくり取り組むチャンスと思えば、もう雨模様に感謝です。さらに金継ぎをするようになって、それまでは「割っちゃった…」と途方に暮れていたのが、「割っちゃったけど、素敵な器によみがえって、かえってよかった!」と思えるように。ネガポジ反転の発想って、本当に大切だと思うのです。それでもやっぱり気力が湧かないときは、どうぞ香りを頼ってください。上質な精油は、成分が脳にダイレクトに届くので、気分転換にも即効性があるのだそう。自分なりの「雨の日だからできること」一緒に探してみませんか?

山本 浩未(やまもと ひろみ)ヘア&メイクアップアーティスト。資生堂ビューティクリエーション研究所を経て独立。数多くの広告やファッション誌ほかで活躍。「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。

オフィシャルホームページ:Steam.
Instagram:@hiromicoy

*写真のアイテムはすべて山本さん私物です。

構成・文/本庄真穂
撮影/望月みちか
デザイン/日比野まり子

あわせて読みたい

朝時間を味方につけて、じんわり汗をかく。春には春の養生を
朝時間を味方につけて、じんわり汗をかく。春には春の養生を
  • ビューティ&ヘルス
  • 整える

2022.05.18

「ここちいい」は「からだにいい」
「ここちいい」は「からだにいい」
  • ビューティ&ヘルス

2018.07.25

アロマセラピスト太田奈月さんの 香り術<前編>
アロマセラピスト太田奈月さんの 香り術<前編>
  • ビューティ&ヘルス

2018.07.18

アロマセラピスト太田奈月さんの 香り術<後編>
アロマセラピスト太田奈月さんの 香り術<後編>
  • ビューティ&ヘルス

2018.08.15

新着コンテンツ

記事タイトルが入ります NEW
最初の記事タイトルが入ります記事タイトルが入ります記事タイトルが入ります
  • ビューティ&ヘルス
  • フィットネス
  • 提携メディア

2019.12.20