2022.04.27

マイ・ルーティン

つや髪に欠かせない相棒グッズとリラックス習慣/毛髪診断士・本山典子さん

毛髪診断士として活躍している本山典子さん(インタビューはこちら>)。日常で使っている、髪のつやにこだわったアイテムとは? つやを失わないため、つやのある健康な髪をつくるために日々楽しみながら行っている本山さんのマイ・ルーティンをご紹介します。

時間:1日に10分
タイミング:出かける前、あいた時間など

Routine 1 ブラッシング

「サンビー工業」のヘアブラシ(写真左・中央)、「プライベートラボ」のヘッドスパブラシ(写真右)。すべて本山さん私物。

あいた時間にブラッシングするだけで、心身をリフレッシュできるので、私はバッグにも必ず入れています。愛用しているのは、天然の鉱物を練り込んだ「プライベートラボ」のヘッドスパブラシ(写真右)。つやを出すためには力を込めてブラッシングをすることもコツですが、このブラシは肌あたりがやわらかくて、力を入れても程よい刺激。とてもここちいいんです。シャンプー中にもよく使っています。

そして「サンビー工業」のヘアブラシ(写真左・中央)。こちらは、地肌にしっかりと届くナイロンと、つや効果の高い豚毛でできたブラシです。持ち手部分がなめらかで、使うほどに自分の手になじんでいく感じも楽しんでいます。

Routine 2 ヘアアイロン・ドライヤー

上から本山さん愛用のヘアアイロンとドライヤー。「マジックシャイン スチームストレートアイロン スチームステーション」(ヴィダルサスーン)、「サロンセンス300 イオンバランスドライヤー」「サロンセンス 300ヘアアイロン カール」(コイズミ)。すべて本山さん私物。

はねたりうねったりした髪を急いで整えたいときには、ヘアアイロンを活用。「ヴィダルサスーン」のアイロンは、水蒸気を出しながら、髪を傷めずに使えるところが気に入っています。ドライヤーは、プラスとマイナスのイオンの両方を交互に髪に当てられるもの。髪がよくまとまってつや感が出るのを実感しています。

Routine 3 目を閉じる

スマホやパソコンの動画をはじめ、現代は視覚や聴覚を刺激するものにあふれていますよね。1日中使っていると姿勢も前かがみになり、血流も悪くなりますし、ストレスも感じます。私は、普段酷使している目を1日1分だけでも閉じることを習慣にしています。目から入れる情報をシャットダウンするだけで、嗅覚や触覚などほかの感覚がぐっと鋭くなるのがわかります。ブラッシングやシャンプーなどの刺激をよりここちよく感じ、効果を高めるためにも、触覚を繊細に保つことは大切。たった1分でも静けさに包まれることで、自分への労りが感じられるのも続けている理由です。

  • 本山典子 毛髪診断士。短大卒業後、「シャンプー好き」が高じて美容師免許を取得。美容学校教職員、美容室勤務を経て、ヘアケア商材を扱うメーカーに入社。ヘアケアメーカーの事業部長として企画開発、営業、販売などに携わり、毛髪ケアの独自スキルを活かして世界12カ国でヘアケア指導を行う。毛髪理論だけでなく人体構造学、漢方学、五感学に通じ、身心に働きかける「本山メソッド」が国内外で評価され話題に。2015年、(社)国際毛髪皮膚科学研究所代表理事に就任。著書に『正しいケアで毎日が輝く! 毛髪診断士のときめき美髪BOOK魔法のシャンプー&スカルプストレッチ』(メイツ出版)など。
取材・文/大庭典子
撮影/望月みちか
デザイン/日比野まり子