時代性を反映する新ブランド

文/武田尚子(ジャーナリスト)

「Opaak(オパーク)」 2018春夏コレクションより 「Opaak(オパーク)」 2018春夏コレクションより 世界では新しいランジェリーブランドが常に生まれています。
今回の「モードシティ」展で目についたのは、〈EXPOSED〉という次世代ブランドを集めたゾーンで個性が際立っていた「Opaak(オパーク)」。ドイツ・ケルンを拠点に、昨年末にスタートしたばかりの新ブランドです。

デザイナーのアガーテさんは婦人服ブランドのデザイナー出身ということもあって、斬新な視点でランジェリーをとらえています。そのデビューコレクションには今の時代のエッセンスが強く感じられました。

モダンなエレガントスポーツの感覚

スポーティでありながらセクシー。ファンデーションの機能性を抑えながらも、モードな着こなしにしっくり合う。従来の伝統的なレース使いや装飾をあえて避けた、モダンでミニマムなスタイルとなっています。

黒、白、赤、ヌードカラーを基調にした、グラフィックでコンテンポラリーなデザインが、女性の体にここちよくなじみながら、同時に女性の体を際立たせています。ブランドの「Opaak(オパーク)」には、「Opaque(オペイク)」(不透明)という意味も込められているようです。

アウターウェアに非常に近い感覚でありながら、アウターウェアとは違う。すべてを見せ過ぎないのがランジェリーであるというのがアガーテさんの信条なのです。 「Opaak」のデザイナー、Agathe D. Muffert 「Opaak」のデザイナー、Agathe D. Muffert

エコ素材を使ったエシカルな物づくり

まさに今のランジェリーの方向性であるモダンでグラフィックな魅力に満ちていますが、「Opaak(オパーク)」の特徴は見た目のデザインだけではありません。
リサイクルレースやオーガニックコットンなど、サスティナブル(持続可能)でエコフレンドリーな素材を使ったエシカル(倫理的)な物づくりを行っています。

エコロジーはランジェリーの素材全体における長期的トレンドで、今回の素材展においても各種ファイバーから生地まで、環境にやさしい素材が数多く発表されていました。そういう背景も含めたブランドストーリーが必須になっているのです。

エコロジーでエシカルなのがラグジュアリー。女性の内面に訴えるランジェリーに求められている要素といえます。 「Opaak(オパーク)」 2018春夏コレクションより 「Opaak(オパーク)」 2018春夏コレクションより
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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