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インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2020年1月 8日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

ランジェリーを象徴する白がクローズアップ

ランジェリーの素材展、アンテルフィリエール・パリ「ジ・エクセプション」の今回のテーマは「ウエディングスピリット」。オートクチュールの世界の深さ、斬新さ、多面性を見せる。 ランジェリーの素材展、アンテルフィリエール・パリ「ジ・エクセプション」の今回のテーマは"ウエディングスピリット"。オートクチュールの世界の深さ、斬新さ、多面性を見せる。 新年を迎えて、真っさらな気持ちでスタートされた方も多いでしょう。

2020年、最初のテーマは白です。無彩色ながら、すべての色を含み、あらゆる色に染まる白。光そのものともいえます。そしてランジェリーと白は昔から切っても切れない関係にあります。
この永遠の色である白が、また最近見直されています。
パリ展は"ウエディングスピリット"をテーマに
パリで開催される国際ランジェリー展では、近年、「ブライダル」「ウエディング」という言葉とともに、毎回のように白いランジェリーが注目を集めています。
この1月中旬に開かれる同展の素材展・アンテルフィリエールでは、"ウエディングスピリット"をテーマにした特別な展示が設けられます。いつも、たぐいまれなクラフトマンシップの深みを見せてくれる特別スペース「ジ・エクセプション」におけるもので、ランジェリー業界全体に大きな示唆を与えてくれるに違いありません。 繊細な線描きのような刺しゅうレースやトリミングなどのディテールがモダンな印象を受ける。軽さのある透明感が魅力。「SIMONE PERELE(シモーヌ・ペレール)」2020春夏コレクションBLOSSOMより。 繊細な線描きのような刺しゅうレースやトリミングなどのディテールがモダンな印象を受ける。軽さのある透明感が魅力。「SIMONE PERELE(シモーヌ・ペレール)」2020春夏コレクションBLOSSOMより。 単にウエディングドレスの体型を整えるファンデーションという機能的な範疇ではなく、まさにフランスならではのオートクチュールの世界を強みに、ウエディングからインスパイアされたアーティスティックな世界が繰り広げられるということで、とても楽しみ。レース、刺しゅう、シルクをはじめ、ランジェリーの原点にあるものとオートクチュール市場の共通点を再認識する機会になりそうです。
国内外のランジェリーブランドも白に着目
グローバル展開をしている代表的なランジェリーブランドも、必ずといっていいほど、毎シーズン、白のグループを構成するようになりました。ブライダルというオケージョンを強く意識したものもあれば、トレンドカラーとして白を組み入れる場合もあります。特にヨーロッパでは、白は以前から春夏シーズンに欠かせない色として人気ですね。 背中が大きく開いたボディスーツをはじめ、ストラップレスブラやガーターベルトなど、ウエディングドレスに欠かせない要素が充実した新定番グループ。「WACOAL」2020春夏コレクションDECADENCEより。 背中が大きく開いたボディスーツをはじめ、ストラップレスブラやガーターベルトなど、ウエディングドレスに欠かせない要素が充実した新定番グループ。「WACOAL」2020春夏コレクションDECADENCEより。 海外のブランドだけではなく、国内も白を中心に、ランジェリー本来の魅力を探ろうという動きが見られます。白は商品の善し悪し、つまりクオリティがあらわれる色ともいえます。これだけ色があふれるようになっただけに、改めて白の真価が問われるといえるかもしれません。

白はベーシックカラーでありながら、特別感のある色でもあります。そして、非常に古典的でありながら、一方ではランジェリーの未来や可能性を象徴する色でもあるのです。 国内ビスポークランジェリーブランド「Chiyono Anne(チヨノ・アン)」は、白を基本に、女性のワードローブにとってマストハブのランジェリー&ウェア「チヨノアン・エッセンシャルライン」を発表。パーティなどの場で活躍するドレスや、それを引き立てるランジェリーなど便利なアイテムを提案している。 国内ビスポークランジェリーブランド「Chiyono Anne(チヨノアン)」は、白を基本に、女性のワードローブにとってマストハブのランジェリー&ウェア「チヨノアン・エッセンシャルライン」を発表。パーティーなどの場で活躍するドレスや、それを引き立てるランジェリーなど便利なアイテムを提案している。
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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