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インサイドストーリー

商品づくりの現場から

2019年10月30日

語り/渡辺理恵(デザイナーチーフ)
小林真紀子(パタンナーチーフ)

BODY

ワコール史上最高メイクの補整ランジェリー「LUXE BEAUTE(リュクスボーテ)」

これまでの"補整下着"の概念をくつがえす、機能性だけではなくモード&エレガントなデザイン性にも優れた新ブランド「LUXE BEAUTE(リュクスボーテ)」がこの秋新登場! 女性が求めるボディメイクの理想が3つのタイプ別で叶います。 LUXE BEAUTE(リュクスボーテ)
女性の「もっとからだをキレイに見せたい」という願望を叶えるために開発
――着眼点の新しい補整下着を生み出したきっかけは、なんだったのでしょうか。

小林 近年、「楽さ」を求める快適市場が浸透していますが、一方で「もっとからだをキレイに見せたい」という方々もいらっしゃって。いい下着に出合ってこられた方は、年齢にかかわらず美意識が高いと感じます。そんな、ボディメイクに力を入れている方へ向けた商品を手掛けようと開発がスタートしました。

渡辺 構想は2年前から。そして、1年前にプロジェクトが始動しました。まずは、なりたいと思う願望や要求を拾い上げて整理していきました。最終的には「着やせシルエット」「谷間メイク」「デコルテアップ」と3種のタグを付けてお客様のご要望に合わせて選べるようにしました。

小林 厚いパッド等に頼らず、お客様ご自身のバストで叶う、最高のバストメイクを、是非とも多くの人に体感していただきたいです。 小林真紀子、渡辺理恵 渡辺 デザインについても、立ち上げるときにこのグループをどんなかたまりにしようかと迷いました。普遍的でありながら楽しいと感じるもの、女性の高揚する感覚を大切にしました。私自身もそうなのですが、年齢が上がるごとにだんだんシンプルで、上質なものを好む傾向があります。いい素材をベースに、ほどよくお料理するということを意識して取り組みました。
「着やせシルエット」「谷間メイク」「デコルテアップ」それぞれの魅力
――まずは「着やせシルエット」について教えてください。

渡辺 ブランドコンセプトが"贅沢な美しさ"なので、普段なかなか意識しにくい後ろ姿の美しさを実現できるよう開発しました。 幅広バックで、背中の気になる肉の段差もカバー。 幅広バックで、背中の気になる肉の段差もカバー。 小林 バックを幅広設計にして背中の段差をおさえ、カップの脇に脇高のシートを付けることでカップ部分でも脇肉の段差を軽減することができます。シート内側のカップ部脇部分は、かためのしっかりとした素材を選ぶことで、入れ込んだバストをすっきりシャープに整えます。その人によってお肉の性質も違うので、その部分の微調整も何十回と検討し直しましたね。

渡辺 シリーズすべてに共通することですが、通常のブラジャーに比べて脇を2〜3cm高めにつくっているんです。そうすることで、バストをしっかりカップの中に納めます。また、ややしっかりした着用感にすることで、安定感が出て、バストの位置を上がったままキープできるんですよ。 「着やせシルエット」は左からBE(ベージュ)、WI(ワイン)、BL(ブラック)の3色展開。 「着やせシルエット」は左からBE(ベージュ)、WI(ワイン)、BL(ブラック)の3色展開。 渡辺 今までの補整下着の色は黒やベージュだったのですが、あえてそこに重厚感のあるカラーやトレンドカラーを採用することに。ブラジャーにもショーツにも、ブランド名を略した「LB」の文字が刻まれたゴールドのプレートを手作業で取り付けています。そんなところにも、特別感を感じていただけると思います。

――「谷間メイク」の機能性は? 個性を感じるデザインについても教えてください。

小林 美しい谷間をつくり上げる秘密は、カップ横の二股ストラップで脇からバスト寄せて谷間をつくり上げ、それをサイドのすっきりシートで支えていること。ベストなパワーバランスにするため試行錯誤しました。

前中心を低くして、バストを内側に寄せているのもポイントです。深い谷間がモニターさんをはじめ、ビューティーアドバイザー(BA)さんにも好評で「いつものブラジャーと違う」「欲しい!」と言っていただけたのがうれしかったですね。 二股ストラップで脇からバストを寄せる設計。 二股ストラップで脇からバストを寄せる設計。 渡辺 デザインですが、エレガントさはキープしつつ、ヨーロピアンテイストにちょっとしたスパイスを入れて「味わい」を出してみようと、そのソース探しからスタートしました。そしてたどり着いたのがスチームパンクの世界観。スチームパンクというのは、蒸気機関車や懐中時計など、昔の人たちが思い描いた未来、つまり古典SFのことをいいます。"精密で新しいけれど、今見たらローカル"という世界観がイメージにちょうど合うのでは、と採用することに。どこか「懐かしい」と感じるのは、このスパイスがあるからです。 「谷間メイク」は個性派デザインが魅力。YE(イエロー)、KO(紺)の2色展開。 「谷間メイク」は個性派デザインが魅力。YE(イエロー)、KO(紺)の2色展開。 渡辺 パリへの出張でヒントを得たのがこのストライプ柄。ストライプは深いVラインをつくる「谷間メイク」の視覚効果としてもぴったりでした。

編レースに使っている素材は、糸の染まる性質が違うんです。それを利用して、三浴、つまり3回染めているのも特徴ですね。そうすることで、実はシンプルに見えるカラーも、表現に奥ゆきとバリエーションが出ます。新しい価値を伝えたくて細部までこだわりました。 特長あるバックのデザインも、新しい試み。 特徴あるバックのデザインも、新しい試み。 ――3つ目の「デコルテアップ」についても、補整のポイントやデザインについて教えてください。

小林 底面積広めのワイヤー設計で、カップの中にバストを納めやすくし、リフティングシートでバストを持ち上げてデコルテをふっくらさせています。さらにハリのある生地を使ったすっきりシートと2本のボーンでサイドを支えて、ふっくらデコルテをキープします。

また、前中心を高くしてしまうと体型によってはワイヤーがあたってしまうので、少し浅めのつくりにしました。自分でふっくらデコルテを実感してもらえるようなギリギリのラインにこだわって調整しています。 コルセット風デザインの「デコルテアップ」はGY(グレージュ)、LB(ブルーグレー)の2色、サイズはC65からF80まで16種類を用意。 コルセット風デザインの「デコルテアップ」はGY(グレージュ)、LB(ブルーグレー)の2色、サイズはC65からF80まで16種類を用意。 渡辺 デザインは、縦のラインを入れてコルセット風をイメージしました。海外のレースメーカーからインスピレーションを得て、スタイリッシュになりすぎないように、レース使いのバランスにもこだわりました。 上質なレース使いにも注目。 上質なレース使いにも注目。 渡辺 ベースのカラーと刺繍のカラーが映えるぎりぎりのコントラストを狙っているんです。マットな質感の刺繍糸を使って、重ねたときにいちばんきれいに表現できるようにしました。切り替えている部分には少しぷっくり感を出しているんですよ。大人の女性の乙女心をくすぐることができたらと。

こんなふうに、それぞれショーツのデザインにもこだわりましたので、ぜひブラジャーとあわせてお選びください。 ノーマルショーツの他に、ボーイレングスやソング(Tバック)、ウエスト丈ふかめのショーツなどバリエーションも豊富。 ノーマルショーツの他に、ボーイレングスやソング(Tバック)、ウエスト丈深めのショーツなどバリエーションも豊富。
フィッティングで新しい自分の魅力にも気づく可能性も
――実際に売り場では、どのようにPRされますか?

小林 新しい取り組みということもあって、お客様にどうお届けするかという接客のことまでしっかりと話し合いました。「LUXE BEAUTE」はビューティーアドバイザー(BA)のカウンセリングによって、より美しくなるためのお手伝いをさせていただくことを前提に販売させていただきます。

渡辺 専用タブレットでいくつかの項目をチェックしていただくと、おすすめの商品が表示されます。そこから実際にフィッティングしていただき、ご自身にいちばんしっくりくるものを選んでいただければ。

小林 補整の目的に合った商品を選んでいただくのはもちろんですが、お試しいただくことで、「デコルテアップのほうが自分好みのファッションに合うかも」など、新たな自分の魅力に気づくきっかけにもなればうれしいですね。

渡辺 ご自宅でもしっかりと美しいシルエットを再現していただけるように、接客時には丁寧にアドバイスをさせていただきますので、ぜひ新たな補整下着をお試しください。 小林真紀子、渡辺理恵
渡辺理恵

渡辺理恵(わたなべ・りえ) 卸売 WBインナーウェア商品統括部 商品企画部 商品企画三課
2000年入社。ブラジャーのパタンナーを経て、「トレフル」「インカラット」などのデザインを担当。2018年キャンペーンのチーフデザイナーを経験し、現在は「ラゼ」のチーフデザイナーを担当。

小林真紀子

小林真紀子(こばやし・まきこ) 卸売 WBインナーウェア商品統括部 商品企画部 商品企画一課
2007年入社。「SUHADA ONE」「GOCOCi」などの開発・設計に携わり、2016年からキャンペーンのブラジャーチーフパタンナーを担当。

取材・文/シキタリエ
撮影/合田慎二

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