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毎日をすこやかに美しく過ごす「養生生活」

こころとからだの二十四節気

2019年10月 9日

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

BODYHEART

霜降(そうこう)/からだを温めてかぜ予防

霜降(そうこう)の心得
心もからだも冷えてバランスを崩すとき
霜降は10月23日~11月6日の時期をさし、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りるころをさします。山など標高が高いところから始まり、しだいに平野にも霜が降り、冬の始まりを告げるサインです。

夏の燃え上がる時期から秋の実りのときを経て、冬に向かうころ、その変化にむなしさを感じたり、くよくよと悩むかもしれません。同じことを何度も考えてしまい、前向きに考えられないこともあるでしょう。さらに、寒さも日に日に増して循環も悪くなることから、からだの冷えもきつく、心とからだのバランスが崩れがちです。そのため、かぜを引いたり、気持ちが落ち込んでうつになったりと、さまざまな症状が出始めます。

かぜを引きやすい人はからだを温めてくれるような食材、ネギや生姜を積極的に摂取しましょう。また、運動はNK細胞を活性化させ、免疫力を高めてくれることで知られています。さらに循環もよくなることで、冷え性などの改善につながります。この時期に運動会やお祭りが多いのは、お神輿を担いだり、走ったりすることで、生活の中に運動を取り入れ、免疫力を高めるための生活の知恵であったと考えられます。冬に負けないからだをつくるためにも、運動を定期的に行いましょう。

大椎(だいつい)のツボを温めて冷え対策
運動はフロントブリッジと呼ばれる、一直線の姿勢を維持するトレーニングを。うつぶせになり、肘を床につけます。つま先は立て、肘の真上に肩がくるようにします。その後、つま先と肘でからだを支え、腰を浮かせます。頭・肩・腰・ひざ・足首までのラインが一直線になるように10秒間キープ。このとき呼吸は止めず、腰を反らさないように気をつけます。その後ゆっくり戻すことを1セットとし、1日3-5セット行いましょう。10秒できない場合は、かなり筋力が低く、日常的に体温が低いかもしれません。その場合は、まずは1回5秒から始め、徐々に時間や回数を増やしていきましょう。

霜降を乗りきるためのおすすめのツボとして大椎(だいつい)があります(図)。大椎は首を前に倒したとき、首の付け根あたりに飛び出る骨の下にあります。このツボは、かぜなどの呼吸器症状のときに活用するツボです。イタ気持ちいい程度に10秒程圧迫し、5秒あけて5回程度刺激しましょう。また、触って冷たい場合はドライヤーやお灸で温めてください。 風邪などの呼吸器症状に効果的なツボ・大椎(だいつい)
伊藤和憲

伊藤和憲(いとうかずのり) 鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。
https://www.yojyo1192.com/

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※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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