トップ こころとからだの二十四節気 / BODY / HEART 秋分(しゅうぶん)/実りの季節は気持ちもからだも前向きに

毎日をすこやかに美しく過ごす「養生生活」

こころとからだの二十四節気

2019年9月11日

文/伊藤和憲(鍼灸師・明治国際医療大学教授)
イラスト/中根ゆたか

BODYHEART

秋分(しゅうぶん)/実りの季節は気持ちもからだも前向きに

秋分(しゅうぶん)の心得
読書の秋、思考を現実にするべく準備を
秋分は9月23日~10月7日の時期で、日の出から日没までの昼と、日没から日の出までの夜の長さがほぼ同じになります。イワシ雲やウロコ雲が浮かび、天気も穏やかで過ごしやすく、多くの穀物が実りの時期を迎えるので、豊作のお祝いに関する行事が多いのも特徴です。

いろいろなものが「実る」ということから、夏の成果が表れ、気持ちが充実するとともに、何事にも前向きになれる時期です。「思考は現実になる」と言われるように、これから冬に向かうこの時期の思考は、後半の季節を過ごす上ではとても重要です。読書の秋、さまざまな考え方を身につけることで頭を鍛えて、前向きな将来に備えましょう。
肌の保湿をこまめに。心もからだも若返り
秋は肌の潤いがなくなり、乾燥しやすい時期です。心と肌には関係があるとされていますが、心の調子を整えることはなかなか難しいもの。こまめな保湿に加えて、生活習慣を整えることで皮膚のコンデションを改善し、心もからだも若返らせましょう。

肌への影響においては、コラーゲンなどのタンパク質と糖が結び付く糖化が問題視されています。パンや白米などの主食や甘いものなどのお菓子類には多くの糖が含まれていますが、これらの糖とタンパク質が結び付くことで糖化が起こるとAEGsが発生し、皮膚の乾燥やくすみ、たるみ、シミなどの症状が起こりやすいとされています。

糖化は美容面だけでなく、動脈硬化や糖尿病の合併症、がんやアルツハイマー型認知症など多くの病気に発展する可能性が指摘されています。AEGsは糖類の量だけではなく、調理方法にも大きく関係しています。AEGsは食品を高温で加熱することで褐色化すると大量に発生するため、それを避けるためには、蒸す、煮る、生で食べるなどの調理方法に変えましょう。
「養老(ようろう)」のツボでエイジング対策
目の症状や肩から腕にかけての痛みに効果的なツボ・養老(ようろう) 秋分を乗りきるツボとして「養老(ようろう)」を覚えておきましょう。養老は手首のシワの中心より1センチほど小指側の突起した骨の際、薬指寄りの下の凹んだところにあります。このツボは、アンチエイジングのツボとして知られるだけでなく、目の症状や肩から腕にかけての痛みにも効果的です。イタ気持ちいい程度に10秒程圧迫し、5秒あけて5回程度刺激しましょう。

秋分は実りある充実のとき。からだと肌のケアをしながら心も前向きに、自分を高めることに時間を使ってください。
伊藤和憲

伊藤和憲(いとうかずのり) 鍼灸師・明治国際医療大学教授・鍼灸学部長・鍼灸臨床部長
1972年生まれ。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。明治国際医療大学鍼灸学部教授。明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科教授、同大学大学院研究科長。2012年~2014年、厚生労働省科学研究費助成事業 地域医療基盤開発推進事業「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築」, 2014年~2015年同研究助成事業「鍼灸における慢性疼痛患者の治療方針ならびに医師との連携に関するガイドライン」の研究班班長を務める。また、2016年より過疎化対策の一環として京都府南丹市にて養生の体験教室「MIYAMA 森の湯治場」、さらには奈良県宇陀郡曽爾村の美人プロジェクトを監修。明治国際医療大学附属鍼灸センター長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導している。
https://www.yojyo1192.com/

ワコールスタディホール京都 ワコールスタディホール 伊藤先生のお話を聞きながら養生体験!
東洋医学が導く美のメソッド~2019秋のレッスン~ 全5回
8月21日(水)9月4日(水)9月18日(水)10月2日(水)10月16日(水)
第1回のみ 19:00~20:30
第2~5回  19:15~20:30

※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
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