トップ 商品づくりの現場から / BODY 画期的な『ウエストテープなし』で快適に。 「フラットフィットパンツ」の魅力に迫る

インサイドストーリー

商品づくりの現場から

2019年8月14日

語り/田坂精志朗(営業)

BODY

画期的な『ウエストテープなし』で快適に。 「フラットフィットパンツ」の魅力に迫る

百貨店の男性下着売場でも、楽なはきごこちや快適さを求める男性の声が増えています。そんなご要望に応えるべく新登場したのが「フラットフィットパンツ」。いちばんのポイントとなるウエスト部分や生地の特徴などを、開発担当者に聞きました。 フラットフィットパンツ
「蒸れる」「しめつけが気になる」との声が届いた
ウエストテープをなくすべく奮闘
――「フラットフィットパンツ」のいちばんの特徴と言えば?

田坂 思い切って、ウエストテープをなくしてしまったことです。アンケートやバイヤーに届く声にも、「ウエスト部分が蒸れる」「しめつけが気になる」というものが複数ありまして。女性と同様に、メンズの市場でもはきごこちのよさが求められているのが最近の流れです。これまでは見た目やデザイン重視だったところ、年代的にも幅広く快適さが求められていることがわかりました。ならば取り外してみよう! と。

――これまでにない新タイプですが、開発はスムーズだったのでしょうか?

田坂 いえ、苦戦しました(笑)。ウエストテープをなくすと、安定感が弱くなるので、からだへのひっかかりをどうしたらいいだろう? となりまして。そこで接着に目をつけて、サイド2ヶ所の接着面でずれ落ちないようにすることにしました。そこからは、いかにフィット感を重視しながら接着面を設計するかが難しかったですね。からだのラインに沿ってカーブをつけ、腰に近い部分は接着の面積を増やすなど、微調整を重ねました。 からだのラインに沿ってカーブをつけ、腰に近い部分は接着の面積を増やすなど微調整を重ねました。 ――試着を繰り返しながら調整するのですか?

田坂 私を含めて、社内の男性陣ではいては調整して......を繰り返しました。初めての商品とあってゼロからのスタートなので、デザイナーを中心にいろんな段階を踏んでいきました。最初は、立体感がなくて見え方が「かっこよくない」という意見が出たりもしましたね。着用したときの形、洗濯時に裾がきゅっと引きつらないかなど、縫製ではない分、微妙な部分での調整が多かったです。

――生地の特徴はありますか?

田坂 「縫製ではなく接着でいこう!」となった段階で、使える生地は限られていました。そのなかから選んだのは、レディースで実績のある「GOCOCi(ゴコチ)」の生地です。吸汗速乾性があり蒸れにも対応できるとてもいい素材でして、レディース用に開発したものを応用できるというのもワコールならではかなと。

「男性自身に選んでもらいたい」という
思いを込めたカラー展開
――カラーはどのようにしてこの3色に決定したのでしょう?

田坂 男性下着の場合は女性の代理購入も多いのですが、「フラットフィットパンツ」はぜひ男性ご自身に選んでいただき、はきごこちの"やみつき"になってもらいたいという願いから、男性が購入しやすい無地のベーシックなグレーやブルーをセレクトしました。攻めすぎていないイエローも反応がいいですよ。

CR(クリーム)、GY(グレー)、KO(紺)の3カラーをそろえる。 CR(クリーム)、GY(グレー)、KO(紺)の3カラーをそろえる。 ――前開きタイプと前閉じタイプの2種があるのですね?

田坂 そうなんです。前開きタイプはM~LLサイズ、前閉じタイプはMとLをご用意しました。前閉じタイプは、フロント部分が安定するように、ポジフィット機能をつけています。特に百貨店では購買層の年齢が少し高いので、前開きの需要がありますね。 前閉じタイプは安定感を考えた設計が特徴。 前閉じタイプは安定感を考えた設計が特徴。 ――素材、デザイン、技術すべてにワコールの魅力が詰まった商品なのですね。

田坂 ワコールメンの魅力として、新しいはきごこちや価値を男性に知っていただけるとうれしいです。繰り返しになりますが、一度はいたら"やみつき"になりますので、ぜひお試しください。
田坂精志朗

田坂精志朗(たさか・せいしろう) 卸売事業本部 メンズインナー商品営業部 商品営業課
2017年入社。ワコールブランド インナーウェア商品営業部でルジェ・インカラットの総在庫業務を担当後、2018年4月より開発商品部 ニット・ショーツ営業課にて、「ワコールメン」のMDを務める。2019年4月よりメンズインナー商品営業部へ異動し、引き続き「ワコールメン」のMDを担当する。

取材・文/シキタリエ
撮影/合田慎二

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