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インサイドストーリー

商品づくりの現場から

2019年6月26日

語り/福永千春(商品開発)
大内真澄(商品開発)

BODY

快適なストラップレスが叶うブラ「SUHADA HALF」が誕生

大人気の「SUHADA」シリーズに、約4年もの歳月をかけて開発された新シリーズ「SUHADA HALF」が登場しました。ストラップレスなのに締め付けないハーフカップブラで、快適な着ごこちを実現しています。これからの季節、肩見せファッションにも大活躍! SUHADA HALF
リラックスできる着用感が魅力のストラップレスブラ
――2019年6月に登場した「SUHADA HALF」開発のきっかけは?

福永 忙しい現代女性のライフスタイルに合わせて、シーンによって使い分けができるものをつくろうとなったのが始まりでした。自分のスタイルは貫きながら、"時短"とか"手軽"な商品が求められているのではと。ちゃんとした場面ではシルエットがキレイなブラとして使えて、さらにシンプルなTシャツブラとしても着られて、ストラップも外せて...とマルチに365日活躍するようなものを目指しました。

大内 温暖化で世代を問わず肌の露出が高まっていますが、ストラップが外せて快適に過ごせる商品がないよね...となりまして。お客さまへのアンケートでも「ストラップレスブラはズレてしまうのが当たり前」「オシャレのためには多少きつくてもガマン」という考えが当然のようにあることを知りました。

福永 そこで、「そんなのじゃだめ!ワコールがつくるからには完璧なものを!」と。 ストラップレスということで、からだへの密着度をキープしながら快適さも実現するというのは物理的に相反することもあり、とても難しい道のりでした。 福永千春(商品開発)、大内真澄(商品開発) 大内 どこにどう力を加えるとキープできるかが開発のポイントになりました。アンダーを締め付けない方法を探るために、いろんなパーツを使うことにしたんです。

福永 それがもう大変で...。本当に完成するのかという状況に加えて、2018年の台風の影響で輸送トラブルもあり、「これでいける!」となったときはうれしくて泣いてしまいました。結果的に約4年かかったことと、最終の段階でもきちんと完成させられるかの瀬戸際だったこともあって、自然と涙が出ました。 開発途中、強度やフレームの位置を確認したあとが残るサンプル。 開発途中、強度やフレームの位置を確認したあとが残るサンプル。
ナノテープやY字樹脂フレームなどを採用することで、しっかりからだに密着
――ポイントになったパーツについてそれぞれ教えてください。

大内 実のところ、最初から「SUHADA」グループの商品として開発していたわけではないんです。まずは普通のブラジャーのワイヤーを抜いて、脇に樹脂を貼ったり縫い付けたり実験的に試していました。そのとき同時に開発中だった「SUHADA ONE」の中央部を支えるマイクロフレームがこの商品にも使える! となり、がっちゃんこしました。 要となるマイクロフレーム(中央)とY字樹脂フレーム(左右)。 要となるマイクロフレーム(中央)とY字樹脂フレーム(左右)。 福永 サイドの補強をどうするかは、お湯で溶ける樹脂を手でこねて仮のパーツをつくって実験し、強度や形状を探っていきました。その結果、Y字樹脂フレームはストラップをYではさむような配置に。水かきのようにYの谷間は薄く仕上げることで、位置が安定しました。最低限の厚みにしているので、商品を触ってもY字樹脂フレームが入っているとは気づかないくらいですよ。

大内 さらに、肌への密着度の高い、髪の毛の1/7500という超極細繊維のNANOテープを採用しています。肌に吸い付くように密着して引き上げます。加えて、カップは薄くて柔らかくバストになじみながらシルエットをキープしてくれる、フラットフリーサイドという構造にしています。モニターさんからも自発的にこちらが目指した着用感と同じ感想をいただけたので、成功しているなと。 サイドからバックにかけては、密着性のあるナノテープを採用。 サイドからバックにかけては、密着性のあるナノテープを採用。
インポートランジェリーをイメージした3色展開
――最後に、デザインについて教えてください。

大内 もともとインポートランジェリーをイメージしていたので、シンプルで洗練されたイメージを大切にしています。今回のSUHADA HALFは、"スキニー(肌)"がコンセプト。フロント部分はベースの肌色が透けているのでシアー感があります。その分、大きく見えすぎず軽やかな印象になっています。

福永 カラー展開は3色で、メインカラーのブラックと肌になじむベージュ、トレンドカラーのブルーです。こちらも、インポートっぽいイメージでセレクトしました。「SUHADA」シリーズのなかでもシンプル派の方に手に取っていただければうれしいです。ストラップを付けてデイリーに、ストラップを外せば肩出しのファッションにもぴったり。ぜひこれからのシーズンに活用してください。 「SUHADA HALF BRB671」はBL(ブラック)、PO(ベージュ)、TU(ターコイズブルー)の全3色展開。フロントのラインがスタイリッシュなショーツも一緒に。 「SUHADA HALF BRB671」はBL(ブラック)、PO(ベージュ)、TU(ターコイズブルー)の全3色展開。フロントのラインがスタイリッシュなショーツも一緒に。
福永千春

福永千春(ふくなが・ちはる) 卸売 WBインナーウェア商品統括部 商品企画部 商品開発課 開発担当専門課長
1994年入社。ブラパタンナーを経て、キャンペーンブランドのデザイナーに転身。その後、現在の開発担当となる。開発に携わった主な商品は「LALANシリーズ」「リボンブラ」、初代「SUHADA」など。

大内真澄

大内真澄(おおうち・ますみ) 卸売 WBインナーウェア商品統括部 商品企画部 商品開発課 ブラジャー開発チーフ
2006年入社。主にブラジャーのパターン担当を経て2016年より商品機能開発を担当。
開発に携わった主な商品は「脇すっきり胸ふっくらリボンブラ」「女神のヒミツ」「SUHADAシリーズ」など。

取材・文/シキタリエ
撮影/合田慎二

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