トップ ランジェリー★EXPRESS / BEAUTY 「からだ(身体)」を軸にした新トレンドの予感、ダンス!

インナーファッションの流行ウォッチング

ランジェリー★EXPRESS

2019年3月13日

文/武田尚子(ジャーナリスト)

BEAUTY

「からだ(身体)」を軸にした新トレンドの予感、ダンス!

「MILAKRASNA」は2016年にスタートしたスロベニアのブランド。ポールダンスなどダンス以外にも、普段のアクティブウェアや水着としても着用できる快適なトップ&ボトムやボディをそろえている。透ける素材の組み合わせや、からだを縁取るようなストラッピング(ひも使い)がアクセントに。 「MILAKRASNA」は2016年にスタートしたスロベニアのブランド。ポールダンスなどダンス以外にも、普段のアクティブウェアや水着としても着用できる快適なトップ&ボトムやボディをそろえている。透ける素材の組み合わせや、からだを縁取るようなストラッピング(ひも使い)がアクセントに。 「パリ国際ランジェリー展」の取材を通し、ランジェリーの新たな潮流を感じさせるキーワードとして浮上したのが"ダンス"です。
ディオールの2019春夏コレクション(プレタポルテ)も、ダンスにインスパイアされたコレクションを見せているように、今、ファッションやビジュアルデザインに少なからず影響を与えています。
身体の躍動感が伝わってくるダンス。特にランジェリーにおいてはとても親密なテーマといえます。
スポーツの次なるテーマとしても
ドイツの有力新進デザイナーブランド「オパーク(Opaak)」は、90年代のヴォーギング(マドンナのミュージックビデオで有名になったクラブダンス)をテーマにした新ラインを発表していました。 「オパーク(Opaak)」。エコフレンドリーな物づくりを特徴にしたブランドらしく、モダンな雰囲気のリサイクルストライプメッシュを素材に使用。瞑想的な光のアートを意識した色、ウルトラバイオレットが映える。袖付きクロップドトップもニューアイテムとして注目したい。 「オパーク(Opaak)」。エコフレンドリーな物づくりを特徴にしたブランドらしく、モダンな雰囲気のリサイクルストライプメッシュを素材に使用。瞑想的な光のアートを意識した色、ウルトラバイオレットが映える。袖付きクロップドトップもニューアイテムとして注目したい。 "ダンス"とひと言でいってもいろいろな種類があるわけですが、会場でよく聞かれたのがポールダンスです。国や地域によってはスポーツの競技種目として人気があるもので、スロベニアの「ミラクラスナ(MILAKRASNA)」はポールダンスを意識したコレクションを発表していました。ただ、ダンスウェアに限定しているわけではなく、普段にも水着としても幅広く着用できるボディウェアとなっています。
パリやロンドンの主要百貨店を見ると、ランジェリー売り場に隣接して、水着・リゾートウェアの売り場、ヨガやランなどフィットネス向けのスポーツ売り場がすっかり定着しています。人々のライフスタイルの中でこれらが自然に融合しているわけですが、この中に"ダンス"という新しい要素も加わり広がっていく気配がします。 初出展の日仏コラボブランド「KANA MATSUNAMI」のビジュアルもダンスのイメージで。 初出展の日仏コラボブランド「KANA MATSUNAMI」のビジュアルもダンスのイメージで。
新たなボディウェアのカギを握る
広い意味でのパフォーマンスアートの一環ともいえる"ダンス"の基本にあるのが、からだ(身体)です。これこそ、皮膚に最も近い衣服であるランジェリーとは切っても切り離せないもので、先ほどの「オパーク」も、モダンなデザイン性の底流に、自分のからだを愛する、自分に自信をもつといった深いメッセージが込められています。
そういえば、今回の「パリ国際ランジェリー展示会」の全体テーマは"Fall in love with yourself(自分と恋に落ちよう)"でした。この混沌とした時代の中でも、まず自分の軸をもつことの大切さ。そこにランジェリーの果たす役割は決して小さくないでしょう。
ランジェリー(インナーウェア)全体としては、従来のような体型補整というよりは、適度なサポート機能の上に立った、ナチュラルで軽さのある快適性が引き続き求められています。スポーティでエレガンス。そういう意味でも、"ダンス"というキーワードが、新しいボディウェア、あるいはポスト・シェイプウェアのカギを握っているような気がするのです。
武田尚子(ジャーナリスト)

武田尚子(ジャーナリスト) インナーウェア専門雑誌の記者を経て、1988年にフリーランスに。以来、ファッション・ライフスタイルトータルの視点から、国内外のランジェリーの動きを見続けている。著書に『鴨居羊子とその時代・下着を変えた女』(平凡社)など。
「パリ国際ランジェリー展」など年2回の海外展示会取材は、既に連続30年以上となる。現在、ライフワークとなる新たな計画を進行中。
http://blog.apparel-web.com/theme/trend/author/inner

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